三浦監督もここが踏ん張りどころとなる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext DeNAは8日、マイク・フォ…

三浦監督もここが踏ん張りどころとなる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 DeNAは8日、マイク・フォードと2025シーズンの選手契約を結んだと発表した。

 背番号は「99」に決定。昨年途中に加入した左の大砲候補は特にポストシーズンに力を発揮。勝負強い打撃でチームの日本一に貢献していた。

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 またフォード契約の一報とともに球界を揺るがしているのは、元中日の右の大砲、ダヤン・ビシエドの獲得報道。

 現在メキシコでプレーしているビシエドと同球団の契約に関して中南米選手の動向に詳しい、フランシス・ロメロ記者が自身のXで「DeNAと契約した」と報じた。

 ビシエドは2016年に中日に入団。2018年には首位打者と最多安打を獲得。ベストナイン、一塁手として堅い守備でも知られ、ゴールデン・グラブも受賞している。

 右、左の大砲候補の合流がささやかれる、DeNAといえば、前カードの阪神戦に3連敗を喫したばかり。

 宮崎敏郎、牧秀悟、佐野恵太など強打者ぞろいのラインアップで知られるが、現在は36勝38敗3分けでセ・リーグ4位に沈む。

 チーム打率はリーグ4位の.227と攻撃の軸として期待されていた筒香嘉智の不振、昨年初の首位打者を獲得し、日本一の大きな力となったタイラー・オースティンも右膝違和感で離脱と打線形成に苦しんでいる。

 特にビシエドはセ・リーグの野球を熟知、守備力も認められており、日本人選手扱いとなることも柔軟な起用を生むと見られる。
 
 首位の阪神とは8.5ゲーム差。昨年はリーグ3位からの日本一と大まくりが話題を呼んだが、今季はリーグ優勝からの日本一の完全優勝をもくろむチームにおいて、これ以上、離されるワケにもいかなかった。

 助っ人合流で勢いをつけられるか。今後のチームの戦いぶりも注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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