プロ野球の「日本ハムファイターズ」が7日、2軍の本拠地を千葉県鎌ケ谷市から北海道に移すことを正式表明した。大リーグで活…

 プロ野球の「日本ハムファイターズ」が7日、2軍の本拠地を千葉県鎌ケ谷市から北海道に移すことを正式表明した。大リーグで活躍する選手が輩出しただけでなく、プロ野球を身近にさせた球場。市内では移転を惜しむ声があがった。

 「残念ながらね……」。昨年の報道以来、うすうす感じていたというのは、野球総合店を営む中村俊也さん(66)。市民有志でつくる「ファイターズ鎌ケ谷の会」の最後の会長を務めた。

 球団と市民とが接する機会を設けるため、特産の梨を使ったイベントなどに尽力した。選手がサポーターやウェアを買い、時にはグローブの修理を頼まれた。

 いま、大リーグで活躍する選手だけでなく、日本ハムの選手の多くが、鎌ケ谷でプロ生活のスタートを切った。その姿を見てきた。「それを覚えてくれていたらうれしいね」

 7日夕方、鎌ケ谷スタジアムに、人影はほとんどなかった。

 一角で小学1年の長男(6)とキャッチボールをしていたのは、市内の40代の主婦。後日の試合のチケットを買いに来ていた。「プロの試合を見られる機会はそんなに近くにない。残って欲しかった。残念です」

 芝田裕美・鎌ケ谷市長は1軍と2軍の距離があることを念頭に「やむを得ない部分がある」としながら、「大変残念で寂しく思う」とのコメントを出した。(青瀬健)