25イニング連続無失点、リーグトップの奪三振数と好調を維持している(C)産経新聞社 阪神助っ人のジョン・デュプランティエ…

25イニング連続無失点、リーグトップの奪三振数と好調を維持している(C)産経新聞社
阪神助っ人のジョン・デュプランティエが好調を維持している。
7月5日のDeNA戦(横浜)では9回3安打9奪三振無失点の快投で今季2度目の完封を達成。これで6月19日のロッテ戦から3試合、25イニング連続無失点記録を継続。今季95奪三振はリーグ単独トップに立った。
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豪打で知られるDeNA打線が完ぺきに封じられたとあって、その内容にも注目が高まっている。
開幕直後はなかなか勝ち星がつかず苦しんだが、6月中旬以降、直近3試合で2完封と状態を上げてきている。
背景には信頼を寄せる坂本誠志郎とのバッテリーの相性の良さも指摘されている中、同試合で中継解説(BSーTBS)を務め、「完全男」としても知られる巨人OBの槙原寛己氏は「あのストレートを見ると手を出しづらい」と球威が増した直球の存在が大きいとした上で、この試合でも効果的に使ったナックルカーブの存在にも言及。
4回二死三塁の場面で迎えたのは相手主砲、牧秀悟。前回の対戦で直球をスタンドインされた牧に対し、初球はスライダー、2、3球目はナックルカーブで空振り三振に斬ってみせた。
槙原氏もこの球種に関して「カーブが非常にいい」「曲がりが大きい」と直球も安定していることで、効果的に使えていると"魔球"の存在を指摘。緩急を使ったコンビネーションが確立できていることで「もっともっと(勝ち星を)伸ばしていきそう」と、さらに飛躍を果たせると明言するシーンもあった。
デュプランティエといえば、来日1年目シーズンながら、探求心豊かで日本野球を熱心に学ぼうとする謙虚な姿勢も好感を高めている。米名門ライス大学出身、常に冷静で理知的な面も異色の存在となっている。
V奪回にまっすぐに進む阪神において、頼もしい「ミスターK」がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。今後も注目を集める存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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