〈2025年全国高校野球選手権鹿児島大会:大島3-0池田〉◇7日◇1回戦◇平和リース球場 大島のエース田中誇生(3年)が…
〈2025年全国高校野球選手権鹿児島大会:大島3-0池田〉◇7日◇1回戦◇平和リース球場
大島のエース田中誇生(3年)が、投げては7回まで被安打3の力投。打では先制の2点適時打を放ち、8回の先頭打者で二塁打を放ち、3点目のホームを踏む。投・打・走、フル回転の活躍で勝利に貢献した。
「3年間、夏秋の甲子園につながる県大会では初戦敗退が続いていた。ようやく1つ勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。3回の先制機では「バットを振り込んできた自信があったから、思い切り打てた」と先制の中前2点適時打を放った。
マウンドでは丁寧に低目を突くことを意識。打者に背中を見せるようにして立つ独特のフォームから身体をねじって、勢いをつける。外角低めを生命線とした緩急の出し入れが絶妙で池田打線に付け入るスキを与えなかった。
惜しむらくは「8回の先頭打者に死球を当てて、降板したこと」。2年生の元山匠和澄が頼りになり、後続を抑えてくれたが、「次の試合では自分が最後までマウンドに立って、チームの勝利に貢献したい」と気持ちを次戦に切り替えていた。