キャリアハイの打撃成績を残している鈴木。しかし、オールスターの舞台に立つメンバーには選ばれなかった。(C)Getty I…

キャリアハイの打撃成績を残している鈴木。しかし、オールスターの舞台に立つメンバーには選ばれなかった。(C)Getty Images
現地時間7月6日、MLBは今月15日(現地時間)にアトランタで行われるオールスターゲームの出場する全選手を発表。日本人では最多得票を集めた大谷翔平(ドジャース)をはじめ、山本由伸(ドジャース)、菊池雄星(エンゼルス)の3人が選出された。
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両リーグともに今季にハイパフォーマンスを披露している精鋭たちが集った今夏のオールスター。しかし、ナショナル・リーグの打点王に君臨する鈴木誠也(カブス)の名前がなかったために、一部で波紋を呼んでいる。
今季の鈴木は“覚醒”したと言えるハイアベレージを叩き出している。今季ここまで86試合に出場し、77打点はナ・リーグトップ。さらに同4位の25本塁打に加え、OPS.880と好成績をマークしている。打率こそ.263とやや低い印象だが、勝負強さは球界屈指の水準に至っている。
全球団から選出する必要があるMLB推薦の野手枠は2つしかないため、主に指名打者を務めている鈴木は、選手間投票で漏れた段階で、選ばれにくい状況にあった感は否めない。それでもリーグタイトルを争うスラッガーの“選外”には驚きの声も上がっている。
MLB公式ネット局『MLB Network』の解説を務めるショーン・ケーシー氏は「選ばれずにちょっと意外だった選手はいますか?」と問われた際に「スズキはちょっと不遇だと思う。それだけ今季のカブスは層が厚いってことなんだけど、彼はリーグの打点王だ。とんでもない数字を叩き出しているのにね」と惜しんだ。
無論、カブスの地元メディアはより辛らつに鈴木を選外としたMLBの判断を断じている。シカゴに拠点を置くスポーツ専門局『Marquee Sports Network』で実況を務めているアレックス・コーエン氏は自身のXで「セイヤ・スズキがNLオールスターに選ばれないのはおかしいし、統計的に更に悪い」と糾弾。さらにダイヤモンドバックスから2人の野手が選出された事実に触れ、「コービン・キャロルは素晴らしい選手であり、エウヘニオ・スアレスは本当に良いシーズンを送っている」と前置きした上で、こうも記している。
「ケテル・マルテがすでにファン投票で選出されていること、ダイヤモンドバックスが勝率5割を切っていることを考えれば、スズキの代わりに両者が入るべきかは疑問だ。それはフアン・ソトも同様だ。そうなってくると、コービン・キャロルやフェルナンド・タティスJr.よりもスズキ(やその他の選手)の方が正当な(選出)理由があると思う」
タイトルを争う男のまさかの選外。ただ、物議を醸したオールスター出場選手発表後に行われたカージナルス戦で、今季25号本塁打を含む5打数2安打と打ちまくった鈴木のパフォーマンスは、見事と言う他になかった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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