K-1元3階級制覇王者でアジア史上最大の格闘技団体「ONE」を主戦場とする格闘家の武尊が6日、自身のXを更新。「ONE」…
K-1元3階級制覇王者でアジア史上最大の格闘技団体「ONE」を主戦場とする格闘家の武尊が6日、自身のXを更新。「ONE」に関する投稿をした元K-1プロデューサーのカルロス菊田氏に苦言を呈した。武尊の投稿にK-1出身の総合格闘家である平本蓮のほか、第5代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者で反乱軍のレオナ・ペタスらが反応を示した。
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■「大好きだったK-1をこれ以上嫌いにさせないで」
ことの発端となったのはカルロス氏のXでの投稿だ。カルロス氏は海外メディアの記事を引用し、「ONEに関する記事。長い英語です。簡潔に日本語でまとめると以下!「崩壊寸前!赤字9,000万ドル、累積損失5.3億ドル、選手もスポンサーも逃亡中。試合ゼロ、放送契約崩壊、投資家は後悔。もはや延命処置だけが命綱!」継続は力なり!」と投稿した。
すると、この投稿を引用する形で武尊が反応。「戦うべき所は同じ業界の他団体ではなくて 他のスポーツや他のエンターテイメント」と切り出し、「K-1のプロデューサーだった人が 他団体を下げるような発信をすることが 逆にK-1や格闘技業界のイメージを下げる。 今、必死にこの業界を盛り上げる為に 命懸けで戦っている選手達に失礼」と持論を展開。「大好きだったK-1を これ以上嫌いにさせないで欲しい」と釘を刺した。
これに対し、カルロス氏は「ONEの問題点は公表された財務資料と報道に基づく事実であり、累積赤字5.3億ドル、放送契約の崩壊、選手の離脱が続くという「業界全体への警鐘」です」と反論。
「“命懸けで戦ってる選手”に敬意があるからこそ、選手を食い物にするような経営構造には黙っていられないのです。 裏側が腐っていれば、選手がどれだけ努力しても報われない。 だからこそ、声を上げる価値があると思いませんか?」とし、「格闘技業界を愛しているからこそ、幻想や虚飾のビジネスモデルにNOを突きつけたい。 それがK-1を愛していた者の責任だと思っています」と“愛ゆえ”の問題提起だとした。
■「選手達で変えていこう」反乱軍レオナと誓う
このカルロス氏の投稿を受けて、武尊は「ではまずは 命懸けで戦ってる K-1ファイター達に 敬意あるファイトマネーと 怪我の治療費の保証やプロのアスリートに相応しい待遇をしてあげてください」と要望。「トーナメントで一日3試合して 身体ボロボロになって戦っても ファイトマネーは1試合分。 それで大怪我して入院したり手術をしても治療費は自腹。 地方での試合以外は試合前のホテル代も自腹。 選手を契約で固めて自動更新され続けて 契約期間中に辞める時には今までもらった全てのファイトマネーの何倍もの金額の違約金。契約満了で辞めても 契約終了してからの半年間 優先交渉期間として 他のどこの団体とも契約できない 干される期間も付いてくる」と裏事情を告発した。
その上で、「そんな団体が他の団体を 選手を食い物にするとか裏側が腐ってるとか 選手が報われないとか言えますか?」と問題提起し、「もちろんONEにも少なからず問題はあると思いますが 僕はONEに行って初めてちゃんと プロのアスリートとして扱ってもらえて 命を懸けることに値するファイトマネーと 試合での怪我や治療費の保証もしてもらっています」と自身の見解を綴った。
この投稿はK-1出身の総合格闘家・平本がリポストしたほか、現反乱軍のレオナが反応。「だから反乱軍(仮)なんですよ!全選手が最高の環境になるように」と意気込みを綴ると、武尊は「うん。今 K-1で戦ってるファイター達が 俺がいた時より もっと良い環境で命を懸けて戦えるよう 変わっていって欲しい。 団体が違くても格闘技業界は一つ。 選手達で変えていこう」と返信。呼びかけに対し、レオナは「武尊さんから任されたK‐1を必ずいい方向に変えます!!! 下の世代やファンの方のために、僕たちの世代で格闘技業界を最高の業界に変えましょう」と“変革”を誓った。
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