<2025年全国高等学校野球選手権滋賀大会:膳所7-0長浜北(7回コールド)>◇6日◇1回戦◇マイネットスタジアム皇子山…

<2025年全国高等学校野球選手権滋賀大会:膳所7-0長浜北(7回コールド)>◇6日◇1回戦◇マイネットスタジアム皇子山

 2018年のセンバツに21世紀枠で出場した県内一の公立進学校・膳所が開幕戦で7回コールド勝ち。夏の大会では4年ぶりの勝利を果たした。

 先発を任された2年生エースの高田 倫太朗投手が「守っている野手を信じて勝負することができたと思います」と打たせて取る投球で、7回2安打1四球無失点。守備陣も二塁手の谷口 潤樹主将(3年)、遊撃手の小早川 聖夏(3年)を中心に無失策と堅い守りで高田の好投に応えた。

 攻撃でも1番の大山 陽輝捕手(3年)が3安打3得点と活躍。2番以降の打者も各々が役割を遂行して着実に得点を積み重ねた。

 「全員が良い感じでヒットを打って、守備も安定していました。自分たちは守備のチームということで、粘り強い野球をしていて、その部分がしっかり出たので、今日のところは満点かなとは思います」と試合を振り返った谷口。開幕戦という難しい環境の中でも自分たちの野球を貫くことができた。

 秋の大会が終わってからは選手で話し合い、守り勝つチームを目指して守備力の向上に着手。「最近になって自信が出てきました」(小早川)と集大成の夏で理想の形に近づきつつある。

 今春に就任したOBの山本 有太朗監督も「守備の部分で崩れずに流れを持って来られたことが得点につながったと思います」と自チームの戦いぶりに手応えを感じている様子。2回戦に向けて弾みをつける勝利となった。