2025年は首位争いを展開するなど、躍進を見せる日本ハム。若手の台頭が著しく、支配下枠争いも熾烈だ。開幕前に松岡 洸希(…
2025年は首位争いを展開するなど、躍進を見せる日本ハム。若手の台頭が著しく、支配下枠争いも熾烈だ。開幕前に松岡 洸希(桶川西‐埼玉武蔵ヒートベアーズ)、5月下旬に孫 易磊が支配下登録を勝ち取り、支配下登録人数は68人となっているが、好成績を残している育成選手もまだまだ存在する。
投手で筆頭候補に挙がるのが、宮内 春輝(多古‐明星大‐日本製紙石巻)だ。元々はドラフト6位入団と支配下指名で入団した投手だが、プロ1年目の2023年に左膝前十字靱帯断裂の大怪我を負い、育成契約となっていた。2025年は16試合、奪三振率10.80、防御率1.80と結果を残している。サイドスローから150キロ超のストレートを投げ込み、イニング以上の三振を奪っている。
楽天から加入した清宮 虎多朗(八千代松陰)も11試合に登板し、2勝0敗、奪三振率8.27、防御率2.20の好成績を記録。与四球の多さは気になるところだが、150キロ超のストレートで抑え込んでいる。その他、高卒5年目を迎える松本 遼大(花巻東)も14試合で防御率2.40とアピールを見せている。
野手では、一軍キャンプに抜擢された山口 アタルが打率.270、1本塁打、15打点とまずまずの成績。強肩を生かした外野守備も光る。
昨年はアメリカ独立リーグでプレーし、今年2月に育成契約を結んだマイカ与那嶺は、打率.290、3本塁打、9打点をマーク。捕手登録だが、二軍では一塁をメインにこなしている。
残り2枠をかけて多くの選手が争っている。支配下枠を残したまま、シーズン後半を迎えるケースもあるが、結果を残している選手も多い。優勝争いのキーマンとなる可能性もあるだけに、支配下昇格に期待したい。
※成績は7月6日終了時点