◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 最終日（6日）◇戸塚CC西C（神奈川）◇6766yd（パー72）プロ12…
◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 最終日（6日）◇戸塚CC西C（神奈川）◇6766yd（パー72）
プロ12年目の永峰咲希が2020年メジャー「日本女子プロ選手権」以来の3勝目を挙げた。最終日は首位タイからボギーなしの2バーディ「70」でプレー。通算9アンダーで並んだ木戸愛とのプレーオフに突入し、3ホール目をボギーとした木戸に対してパーで勝ち切った。最高気温34.2度を記録した横浜で、正規の18ホールから6時間にもわたる死闘だった。
この数年間、パッティングのフィーリングが悪かった。アドレスを変えたり、グリップを新しくしたりと変化を加えたがなかなか改善しない。そんなとき、指導を受ける目澤秀憲コーチにすすめられたのがセンターシャフトのパターだった。「今の私の悩みには、意外とセンターが合うかもと言われて。距離感が圧倒的に合うようになった。回転も（良い）ですし、直進性がある」と感触は良好。勝負どころのパーパットを沈め続け、初日、3日目、最終日とノーボギーを貫いた。
「（今週は）ウェッジとパターに助けられた。グリーン周りの寄せで54、58度が、パターも微妙な距離が入ってくれた。砲台グリーンだからこそ、ショートゲームに助けられた」と話した。
フェアウェイウッドはラフが元気になる夏用に9Wを入れていたが、長いパー3が多い今週は7Wを投入。元々UTが好きで、5Wはほとんど使ったことがなく、7Wの代わりには3UTを入れていた。しかし、「ラフから抜け出すのが難しくて」3年ほど前からウッドを使用する機会が増えたという。
ショット、パッティングと一つひとつの弱点と向き合ってきた5年間。自身の感覚に合うクラブと出会い、念願の復活優勝につなげた。
＜最終日のクラブセッティング＞
ドライバー：テーラーメイド Qi35 LS(10.5度)
シャフト：藤倉コンポジット 24 VENTUS RED(重さ50g台、硬さS)
フェアウェイウッド：Qi35 フェアウェイウッド(3番15度、7番21度)
シャフト：SPEEDER NX GREEN(重さ60g台、硬さS)
ユーティリティ：Qi10 レスキュー(5番25度、6番28度)
シャフト：TR HYBRID(重さ75g、硬さS)
アイアン：P770 アイアン＜2024年＞(6番～PW)
シャフト：日本シャフト NSプロ モーダス3 プロトタイプ(硬さS)
ウェッジ：MG4 ウェッジ(48度、54度)、タイトリスト ボーケイSM10 ウェッジ(58度)
シャフト：NSプロ プロトタイプ(硬さS)
パター：スコッティキャメロン ファントム X プロトタイプ
ボール：TP5 ボール＜2024年＞
