NFC東地区フィラデルフィア・イーグルス(5勝1敗)NFCで唯一の5勝を挙げ、既にプレーオフが有力視されている。QBカーソン・ウェンツは才能の片鱗を開花させ、相手守備の穴を上手く突くプレーを連発。守備ではDTフレッチャー・コックスを中心とし…

NFC東地区

フィラデルフィア・イーグルス(5勝1敗)

NFCで唯一の5勝を挙げ、既にプレーオフが有力視されている。QBカーソン・ウェンツは才能の片鱗を開花させ、相手守備の穴を上手く突くプレーを連発。守備ではDTフレッチャー・コックスを中心としたDLが非常に強力。相手OLが瞬く間に崩壊していく様は爽快感すら覚える。

ワシントン・レッドスキンズ(3勝2敗)

現状好調を維持しているが、イーグルス、シーホークスなど強豪との対戦が続いている第7週以降を乗り越えられるかが鍵となる。

ダラス・カウボーイズ(2勝3敗)

13勝した昨季の勢いを取り戻せていない。しかも、RBエゼキオル・エリオットはDVに対する処置として、6週間の謹慎処分を今季受ける予定だ。逆に、QBダック・プレスコットにとっては、『OLとRBに助けられるだけの選手ではないと証明するいい機会になる』との声も。

ニューヨーク・ジャイアンツ(1勝5敗)

第5週にオデル・ベッカム.Jrら4人のレシーバーを失い、シーズン全敗もありうる悲惨なチーム状況だった。しかし、第6週は守備の奮起でブロンコス相手に初勝利。何が起こるかわからないのがNFLだ。

NFC北地区

グリーンベイ・パッカーズ(4勝2敗)

QBアーロン・ロジャースが攻撃を率いて今季も安泰、に見えたがロジャースが鎖骨を負傷。今季中の復帰が難しい可能性もある。控えQBのブレット・ハンドリーは第6週のバイキングす戦こそ苦戦したが、バイキングスの守備は強力。1週間準備をすれば十分に機能するとの見解もあり、ハンドリーの実力に注目が集まる。

ミネソタ・バイキングス(4勝2敗)

攻撃陣が負傷者に悩まされてはいるが、同地区のチームが全て不調。また、昨季開幕時に先発QBの予定だったテディー・ブリッジウォーターが負傷から復帰の目処が立っている。守備はCBゼイビアー・ローズらスター選手が期待通り好調。チームの状況は決して悪くない。

デトロイト・ライオンズ(3勝3敗)

第4週までは好調に見えたが一気に調子を落とし2連敗。特に第6週のセインツ戦では5回のターンオーバーを喫した。

シカゴ・ベアーズ(2勝4敗)

ドラフト2位指名のルーキーQBミッチェル・トリュビスキーが2週連続で先発。正確にパスを投げる場面が多く、第6週のレイブンズ戦(◯27対24)は勝負強さも見せ、自身にとって初勝利を挙げた。また、RBジョーダン・ハワードが優秀あるため、トリュビスキーの負担が多すぎないのも好印象。今後が楽しみだ

NFC南地区

カロライナ・パンサーズ(4勝2敗)

4勝を挙げてはいるが、守備の要LBルーク・キークリーが脳震盪で退場。また、第6週のイーグルス戦はQBキャム・ニュートンがパス52投28回成功239ヤード1TD、ラン11回71ヤード1TDと、事実上一人で攻撃を担っていた。ニュートンを失ってはチームの崩壊は免れない。なんとかしてニュートンへの過剰負担を下げていきたいところ。

アトランタ・ファルコンズ(3勝2敗)

昨季は1試合あたり33.8点と圧倒的だった攻撃だが、今季は24.2点。被ターンオーバーも増え2連敗を喫している。ドルフィンズに17点差を逆転された第6週は、昨季の25点差を逆転されたスーパーボウルのデジャブのような負け方だった。奇しくも第7週はペイトリオッツと昨季のスーパーボウルの再現。勝利で逆転負けのイメージを払拭できれば立て直しのきっかけになるはず。

ニューオーリーンズ・セインツ(3勝2敗)

攻守ともに噛み合わず開幕2連敗を喫したが、その後は3連勝。連勝中は106得点51失点と攻守ともに好調だ。RBアルビン・カマラと、CBマーション・ラティモアの攻守ルーキーの活躍が原動力。波に乗ったQBドリュー・ブリーズとショーン・ペイトンHCのコンビは強く、勝ち星を重ねていく可能性が高い

タンパベイ・バッカニアーズ(3勝2敗)

QBジェイミス・ウィンストンが負傷し窮地に陥っている。31位のパス守備も大きな不安要素だ。

NFC西地区

ロサンゼルス・ラムズ(4勝2敗)

パス攻撃がシーホークスとジャガースの強力守備の前では不発も、RBトッド・ガーリーはMVP級の活躍。一人でランとパス合わせて既に766ヤードを獲得している。第7週、ロンドンで行われる同地区のカージナルス戦が地区優勝に向けて大きな一戦となるだろう。

シアトル・シーホークス(3勝2敗)

第5週、好調のラムズ相手に、レッドゾーンで完璧な守備を見せ、シーホークスの堅守は健在であると証明した。序盤の苦戦にチーム内で不穏な空気も漂っていたが、第5週のラムズ戦の勝利と第6週のバイ・ウィークを機にチームを立て直せるか。

アリゾナ・カージナルス(3勝3敗)

RBエイドリアン・ピーターソンをセインツから獲得。いきなりラン26回134ヤードを記録し勝利に貢献した。ピーターソンの活躍にはWRラリー・フィッツジェラルドも「彼がチームにもっと早く来てくれていたら、俺はもうスーパーボウルリングをもっているね」とご満悦。QBカーソン・パーマーもパス22回中18回成功で好調。今期もまだまだプレーオフ進出を狙える位置だ。

サンフランシスコ・49ナーズ(0勝6敗)

ルーキーQB C.J.ベサードが第6週に出場。17点差から一時は同点にまで追い上げた。このまま第7週以降はベサードが先発の予定だ。第2週から第6週にかけて、接戦を落とし続けているチームの救世主になりうるか。