第107回全国高校野球選手権香川大会の開会式が6日、高松市のレクザムスタジアムであった。甲子園出場を目指す37校36チ…

 第107回全国高校野球選手権香川大会の開会式が6日、高松市のレクザムスタジアムであった。甲子園出場を目指す37校36チームの球児らによる熱戦は、10日の寒川―大手前高松の対戦で幕を開ける。

 開会式は熱中症対策のため、午後5時に始まった。各校のプラカードをもったマネジャーらを先導役に、出場全チームの選手らが元気よく行進し、会場からは大きな拍手が送られた。

 グラウンドに全員が整列すると、昨年の優勝校、英明の山口裕生主将(3年)が優勝旗を返還した。

 開会のあいさつで、県高野連の平尾浩一郎会長は「野球は不確実なスポーツで必ず実力通りになるとは限らない。選手の皆さんは、試合終了間際までひたむきにボールを追いかけてほしい」と激励した。

 式の後には、高校野球の発展や選手の育成に尽くした指導者をたたえる育成功労賞の表彰式もあり、尽誠学園野球部元部長の亀井康宏さん(64)に表彰状が贈られた。

 入場行進全体の先導役を務めた尽誠学園の吾妻伸太郎さん(3年)は式の後、ほっとした表情で「思ったより人がいて緊張したけど、自分が歩いて開会式が始まるという責任感をもって取り組めました」と話した。

 開幕試合は10日午後0時半からレクザムスタジアムで。順調に試合日程が進めば、26日の決勝で、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する全国高校野球選手権大会の県代表校が決まる見通し。(木野村隆宏)

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 「勝つことだけがすべてではない。しかし、勝つために全力を尽くすことが、この舞台に立つ者の責任である」

 力強く選手宣誓をしたのは、坂出商の日野祐成主将(3年)。宣誓の原稿は野球の練習後に自宅で考え、国語の先生や3年生の部員、家族らに添削してもらったという。本番前日には、部員全員と保護者計50人ほどの前でリハーサルをした。

 大舞台で緊張したというが、出来栄えは100点だったという。「練習していて自信があったので、嚙(か)むことも詰まることもなく、よかった」と満足そうに話した。(斉藤夏音)