吉田正尚、メジャーに早期復帰へ「上に行ったら結果が求められる」 レッドソックスの吉田正尚外野手が6日(日本時間7日)、傘…
吉田正尚、メジャーに早期復帰へ「上に行ったら結果が求められる」
レッドソックスの吉田正尚外野手が6日(日本時間7日)、傘下2Aポートランドでのニューハンプシャー戦に「2番・DH」でリハビリ出場を行い、2打数無安打1打点だった。これでマイナーでの試合出場は3Aウースターで2試合、2Aポートランドで3試合の計5試合。「早く(メジャーに)戻れるように」と気持ちを込めるように、今季初昇格が見えてきた。
“仕事人”が順調に調整を進めている。初回1死の第1打席は空振り三振に倒れたが、3回1死一、三塁で迎えた第2打席は中犠飛を放った。5回先頭の第3打席は遊ゴロに打ち取られたが、強いスイングを見せつけた。
吉田は昨年10月に右肩を手術。今季は開幕から負傷者リスト(IL)入りしていた。主に外野を守る吉田だが、術後の状態が思わしくなく、スローイングに苦しむ様子が見られていた。3Aウースターでの2日(同3日)の試合に今季初めてリハビリ出場。ようやく2025年シーズンがスタートし、マイナーで5試合に出場した。
日程の都合上、この日も2Aの試合に出場。これまでに「試合後に痛みがなく次の日を迎えられることが大事」と語るなど、患部の経過もじっくりと観察。コンディションに問題はなく、いつでもメジャー昇格のスタンバイはできている状況となっている。
地元紙「ボストン・グローブ」のヒーリー記者は自身のX(旧ツイッター)で「オールスターブレーク前の最終週となる今回のホームゲームシリーズ中に吉田正尚を復帰させる計画だとコーラ監督が説明した」などと投稿。7日(同8日)に本拠地で行われるロッキーズ戦から、背番号7がフェンウェイパークに戻ってくる。
吉田は「マイナーでは優遇されるような感じでしたけど(メジャーに)戻ったからには……ね。結果なので。上に行ったら結果が求められるので、しっかり応えられるようにしたいですね」と視線を上げた。日本屈指の打撃職人が、再びボストンで暴れまくる。(真柴健 / Ken Mashiba)