(6日、第107回全国高校野球選手権三重大会 紀南・熊野青藍18―0青山) 紀南・熊野青藍が2本のランニング本塁打を含…
(6日、第107回全国高校野球選手権三重大会 紀南・熊野青藍18―0青山)
紀南・熊野青藍が2本のランニング本塁打を含む13安打で、18―0で青山にコールド勝ち。紀南と熊野青藍の紀南校舎がある御浜町特産のミカンの色に染まった大応援団が快勝を後押しした。
「感動をありがとう 夢はつづく」。そんな文言が書かれたオレンジ色のタオル約500枚が、試合前のスタンドで配られた。今年初めて三重大会の会場となったくまのスタジアムでの試合開催が決まり、紀南・熊野青藍の上東亮介監督が発案。「選手には知らせていないサプライズ」という。
初回からランニング本塁打を放った中山雄太(3年)、清水隆之介(1年)の両選手。ともに公式戦初本塁打で清水選手は「低めの直球に合わせたら、いい感じで右中間に飛んでくれた」。声援に乗せられるように本塁まで駆けた。エール交換などで応援を盛り上げたバドミントン部の川崎寿良(じゅら)さん(3年)は「地元球場での応援は楽しかった」と話した。(菊地洋行)