サンフレッチェ広島のFW中村草太が、ファジアーノ岡山との“中国ダービー”のラストプレーで決勝点を決めた。ゴール後に歓喜を…
サンフレッチェ広島のFW中村草太が、ファジアーノ岡山との“中国ダービー”のラストプレーで決勝点を決めた。ゴール後に歓喜を爆発させながら見せたのは、自身が背負う39番をアピールするゴールパフォーマンスだった。
最後の最後にドラマが待っていた。
「持ってる漢」中村草太の劇的決勝ゴール
ゴール動画
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情熱が爆発したのは、広島がJ1リーグ第23節で岡山と対戦した90+7分のことだ。提示されたアディショナルタイム6分に突入し、広島が右サイドからのCKを獲得した。
FW前田直輝が左足で蹴り込んだボールは、ファーサイドでDF荒木隼人が頭に当てる。岡山のDF立田悠悟がタイトにマークしてきたため、力強いヘディングではなかったが、なんとか折り返した。両チームの選手が入り乱れるゴール前で唯一と言っていいほどぽっかりと空いたスペースにボールが落ちる。そこにいたのが、日本代表に初選出された中村だ。斜め後ろから転がってきたボールを左足で押し込み、ネットを揺らした。
値千金の決勝弾を決めると、一目散にコーナーフラッグのもとへ駆け出す。力強くガッツポーズし、味方からの祝福を受けた後、サポーターに向かって背番号39を何度もアピールした。
ゴールパフォーマンスについて、試合後のヒーローインタビューで問われると、「この39番にはけっこう愛着が湧いてきていますし、この39番という番号をずっと広島で着ることができたらいいなと思います」と、その理由を明かした。
自身の背番号に誇りを持っていることを感じさせるコメントに、ファンはSNS上で反応。「永久保存版」「痺れた」「泣きそう、いや泣いてる」「この言葉を聞けて涙、中村草太ほんとに惚れさせてくれる」「本当に本当に本当に広島に来てくれてありがとう。代表行ってらっしゃい」「もうプロポーズじゃん」「中村草太は広島サポの心を鷲掴みしてくる」「最高かよ」「胸張って代表行ってこい!39番はヒーローの系譜だ」「ずっといてくれていいよ」「号泣」と感極まっているようだ。
8日から開幕するE-1選手権に向けて、中村は「チームを背負って、日の丸を背負ってという責任感はありますけど、(プロ)1年目だったり初選手というところで、チャレンジ精神や前向きなプレー、ミスを恐れないプレーを心がけて頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。