(6日、第107回全国高校野球選手権大阪大会1回戦 東11―2桜和) 桜和の公式戦初勝利の夢は、持ち越しとなった。 20…

(6日、第107回全国高校野球選手権大阪大会1回戦 東11―2桜和)

 桜和の公式戦初勝利の夢は、持ち越しとなった。

 2022年に3校が統合し開校。最初の2年は部員不足で連合チームでの出場となり、初めて単独で出られた昨夏は、5回コールドで敗れた。

 「練習の成果を信じて全力でプレーする」。この日、大潮大悟主将(3年)はそう心に誓って試合に臨んだ。

 1点を追う三回に、相手のミスを逃さない好走塁で同点に。五回に集中打を浴びて引き離されたが、八回に適時打で1点を返し、九回まで戦い抜いた。

 立石寛監督は「九回まで試合ができたのも、2点をとれたのも初めて。選手たちの成長を感じた」と話した。スタメンのうち下級生は6人。大潮主将は「次こそ勝ってくれる」と後輩に夢を託した。(田中祐也)