(6日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会1回戦 須磨友が丘8―0赤穂) 須磨友が丘の観客席では、野球部データ班の谷…

 (6日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会1回戦 須磨友が丘8―0赤穂)

 須磨友が丘の観客席では、野球部データ班の谷口歩夢さん(3年)が選手らの活躍を見守った。

 高校入学時には野球部に入らなかったが、小学生の頃から野球ファンで、高校2年の時、授業の課題研究のテーマにプロ野球の救援投手の「ワンポイントリリーフ」を選んだ。セ・パ両リーグの試合結果をもとにワンポイントリリーフの効果を分析。それを見た徳山範夫監督に誘われ、昨秋野球部に入った。

 これまで練習試合ではマネジャーと連携し、機械を駆使しながら、投手の一球ごとの球速やコース、打者のスイング速度などを記録。投手にはストライクやボール、打者であれば安打など、選手ごとに成績を含めてデータをまとめ、技術向上を後押ししてきた。

 この日は投打がかみ合い、8―0でコールド勝ちした。「支えてきたかいがあり、うれしい。少しでもチームのレベルアップに貢献したい」と喜んだ。(天野剛志)