【NASCAR】第18戦 Quaker State 400(日本時間6月30日)/エコーパーク スピードウェイ【映像】異…
【NASCAR】第18戦 Quaker State 400(日本時間6月30日)/エコーパーク スピードウェイ
米国で人気を誇るNASCAR(ナスカー)の第18戦が開催された。全3ステージで構成されるレースで、ステージ2を制したのはトヨタ・カムリに乗るタイラー・レディックだったが、稀に見る僅差の決着がファンを驚愕させた。
戦いの舞台となったエコーパーク・スピードウェイは、タラデガ、デイトナに続く「スーパースピードウェイ」。全長2マイルを超える大型のオーバルトラックで、平均時速が高く、接戦になりやすいため、クラッシュも多くなる。実際に、今回もステージ2終盤までに2度の多重クラッシュ“ビッグワン”が起きていた。そのため、スタート時から順位は大きく混乱し、勝者も予想がつかない状態に。そしてステージ2も残り10周となったところで、トップ争いは、地元ジョージア州出身の9号車チェイス・エリオットと、映画『スーパーマン』のコラボペインティングが施された45号車のタイラー・レディックが争う展開となった。
抜きつ抜かれつを繰り返しながらラスト1周に入ると、レディックのカムリが前になりアウト側を走り、エリオットのシボレー・カマロがほぼ横並びの状態でイン側を走る。そしてターン4を回ったところでカマロがカムリに並びかけた瞬間、チェッカーが切られた。
表示は「ウイナー:レディック」と出たが、ほぼ同着にも見えたため、実況の増田隆生氏も「今ちょっと見た目ではどっちが勝ったかわからないような状態だったんですが……」とコメント。リプレイ映像を観た解説の古賀琢麻氏は「この角度で言うとレディック……ギリギリ?」とプロの目で見ても断言しづらい状況だ。
フィニッシュラインの固定カメラの映像が流れると、増田氏は「真横から見るとどうでしょうか……うーん微妙ですが(笑)」と発言し、さらにもう一度見たところで、「こうやって(ストップ画像で)見ると、たしかにレディックの方がモメンタム(勢い)があって、先にフィニッシュラインを越えたようにも思えます。ただ肉眼ではほとんどわかりませんでした!」とまとめた。
また、NASCAR公式Xでも同映像を取り上げており、コメントでは「ステージ2を制覇したのはタイラーレディック。…0.001秒差!」とその差が稀に見る僅差だったことを紹介している。
(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)