【日本生命CUP2025】日本代表 70-78 オランダ代表(7月5日/有明アリーナ)【映像】「リアル桜木花道」が飛んで…

【日本生命CUP2025】日本代表 70-78 オランダ代表(7月5日/有明アリーナ)

【映像】「リアル桜木花道」が飛んで走って粘った一部始終

 風貌や性格、そして泥臭いプレーから“リアル桜木花道”として親しまれるアカツキジャパン(バスケットボール日本代表)の川真田紘也が、攻守に粘り強さを見せた。

 アカツキジャパンは7月5日、日本生命CUP2025(国際強化試合)でオランダ代表と対戦。8月のアジアカップに向けた大事な強化試合だが、ヘッドコーチのトム・ホーバスは「トライアウト」と位置付け、今回のロースターは平均年齢23.8歳という若手中心のメンバーとなった。

 今回は30歳のジョシュ・ホーキンソンの次に年長者である27歳の川真田。ABEMAで解説を務めた現役選手の篠山竜青(川崎ブレーブサンダース)は試合前に注目選手としてピックアップし、「腕が長いです。ウイングスパンが長いのでリバウンドやゴール下の戦いは、恵まれた体格で仕事ができるタイプです」と伝えていた。

 その持ち味が、第1クォーターの残り3分42分から出場した直後に発揮された。3ポイントを狙うオランダのジェイミー・ヴァーガンズの細かいステップに粘り強くスクリーンで対応すると、ジャンピングシュートに負けじとジャンプブロック。惜しくもボールに触れることはできなかったが、リーチの長さを活かしてシュートコースを限定した。

 自身のブロックも影響してリバウンドを粘り強く回収すると、近くのハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニアにパス。川真田はそのまま前にダッシュし、スクリーンから3Pラインの内側でリターンを受けた。しかし、手にボールがつかず、シュートを打つことができなかった。

 それでも川真田はコートについたボールをらしさ全開の泥臭さでマイボールにし、3Pラインの外にいたフリーの金近廉にパス。これがアシストとなり、アリーナから大歓声と拍手が沸き起こった。

“リアル桜木花道”の愛称に違わぬプレーには、ファンたちも反応。ABEMAのコメント欄やSNSでは、「マイキーの泥臭さが光ったな」「川真田、上手くないけど頑張る姿は応援したくなる」「いいぞマイキー!よくパス出した」「川真田の全力プレーからかねちのスリー!」「飛んで、リバウンドして、走って!マイキーの全力プレーはいいね」など称賛&応援の声が目立った。

 なお、この試合の川真田は、プレータイムがメンバーの中では最少の6分17秒間に留まった。この悔しさを今日15時からのオランダ代表との再戦で晴らすことができるだろうか。

(ABEMA/バスケットボール男子日本代表)