第107回全国高校野球選手権宮崎大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は5日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で…

 第107回全国高校野球選手権宮崎大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は5日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で開幕した。46校の45チームが集った開会式の後に開幕試合があり、都城商が2回戦に進んだ。甲子園出場を手にするのはどのチームか。夢の舞台をめぐる熱戦が、始まった。

 開会式では、右翼側入り口から45チームの選手たちが入場。一塁線から内野を回って外野に整列した。

 早く到着したチームの選手たちは腰を下ろし、後に続く選手たちを待った。全チームがそろうと、横一線で本塁に向かって一斉に前進した。

 前年優勝の宮崎商、準優勝の富島が、優勝旗と準優勝旗を返還した。県高野連の香川健二会長は、戦後80年の今年まで、戦争やコロナ禍などを乗り越えてきたことを踏まえ、「高校生らしいひたむきなプレーで元気や勇気、感動を与えてほしい」とあいさつ。「努力の成果を発揮して優勝、夏の甲子園出場を果たしてほしい」と呼びかけた。

 来賓の河野俊嗣知事は、プロ野球日本代表「侍ジャパン」や6月に亡くなった長嶋茂雄さんらに触れ、「宮崎で野球ができる喜び、誇りをかみしめて存分に野球を楽しんでほしい」と激励した。

 開幕試合では、都城商が11安打を放って日向工を破った。(奥正光)

■選手宣誓 鵬翔・宮川颯太主将

 球場に集った全チームの球児たちを「ライバルであり、甲子園という聖地を目指し、ひたむきに努力を続けてきた同志」と呼び、宣誓を始めた。

 10年前、この球場で戦った兄を応援したことが、自身が高校球児を目指すきっかけになったというエピソードを交え「野球人口が減少する中で、次の世代への目標となるために、私たちの姿、思いが一人でも多くの高校球児を生み出し、そして高校野球を目指す人々の希望、架け橋、道しるべとなること」を誓った。(吉田啓)