第107回全国高校野球選手権鹿児島大会が5日、鹿児島市の平和リース球場で開幕した。74校63チームが出場、甲子園を目指…

 第107回全国高校野球選手権鹿児島大会が5日、鹿児島市の平和リース球場で開幕した。74校63チームが出場、甲子園を目指して熱戦を繰り広げる。この日は開会式があり、選手らが元気に入場行進した。初日は2球場で3試合があり、武岡台、尚志館、鹿屋工が2回戦に勝ち進んだ。

 開会式は午前9時から始まり、各チームの選手がプラカードを持つマネジャーらに続いて行進した。列にはベンチ入りしていない3年生部員も一緒に加わった。鹿児島県高野連の黒木誠会長は「大好きな野球が思う存分できることは平和の証し。高校生らしくさわやかなプレーをしてください」と激励。川内の東大晴主将が力強く選手宣誓した。

 選手の熱中症対策のため、今年から1球場の試合数を原則1日2試合として、午前9時から始める。日程が順調に進めば、決勝は26日午前10時5分から同球場で行われる。(井潟克弘)

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 川内の東大晴主将は「高校野球が大好きです。困難や試練をともに乗り越えてきた仲間と夢の舞台を目指し、魂を込めてきました。野球は1人ではできません。野球ができる環境は当たり前のことではありません。感謝の思いを胸に最後まで白球に食らいつき、努力することを誓います」と宣誓した。

 最後に「始めよう勝負の夏を。つくりあげよう感動の夏を。心を燃やせ高校球児」と呼び掛けた。東主将は「支えてくれた人への感謝や3年間やりとげたことに対する喜びの思いを込めた。次は試合に向けて全力を尽くしたい」と話した。(井潟克弘)

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 平和リースであった開幕試合の始球式で、霧島市の高千穂小5年、阿部悠希(はるき)さん(10)が、大好きなプロ野球・福岡ソフトバンクホークスのユニホームを着てマウンドに立った。

 周囲に野球チームがなく普段は父・陽一さんとキャッチボールをする程度だが、力感のあるフォームで勢いのある球を投げ込んだ。「緊張したけど、いい球が投げられた。100点満点です」と喜んだ。中学から野球部に入り、「高校野球の選手になって戻ってきたい」と話した。(宮田富士男)