【MLB】ドジャース - アストロズ(7月5日・日本時間6日/ロサンゼルス) 【映像】伝説級の一球!大谷メジャー自…
【MLB】ドジャース - アストロズ(7月5日・日本時間6日/ロサンゼルス)
【映像】伝説級の一球!大谷メジャー自己最速の“102マイル”
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・投手」でアストロズ戦に先発出場。現地時間7月5日は自身31歳の誕生日であり、日本時間6月29日のロイヤルズ戦から中6日で今季四度目のマウンドに上がった。初回のマウンドは打者10人に対してわずか10球で、先頭にヒットを許しながらも後続を打ち取り3人で終え、2回もマウンドへ。すると三者連続三振の快投を披露し、この日は6人に対して31球を投げ、完璧な内容で降板した。
大谷は日本時間17日、パドレス戦で実に大谷663日ぶり投手復帰を果たすと、打者5人を相手に2安打1失点。得点こそ許したものの、最速は100.2マイル(約161.2キロ)をマークするなど、ブランクを感じさせない堂々とした投球でファンを沸かせた。さらに同23日のナショナルズ戦では、打者4人を相手に2三振を挙げ、復活を印象付け、同29日のロイヤルズ戦は、打者7人に1安打1四球でほぼ完璧な内容で、自己最速101.7マイル(約163.7キロ)をマークした。
迎えたアストロズ戦は、自身の誕生日での登板。本拠地ドジャー・スタジアムに詰めかけたファンから大声援が沸き起こっていた。
注目の打者1人目は、イサク・パレデスと対戦。速球とシンカーを織り交ぜながらリズムよく投げるも、カウント2-2からの5球目、85.8マイル(約138.1キロ)のスライダーをレフト前に運ばれてヒットを許した。
打者2人目は、キャム・スミスと対戦。カウント1-1から96.4マイル(約155.1キロ)のストレートで詰まらせてセカンドゴロに打ち取り、ゲッツーで2死とした。
打者3人目は、ホセ・アルテューベと対戦すると、1ストライクからの2球目、82.0マイル(約131.9キロ)のスイーパーでショートゴロに打ち取り、打者3人で切り抜けるほぼパーフェクトな内容を見せた。
この日は、復帰後四度目の登板で前回に続いて2回のマウンドへ。
打者4人目のクリスチャン・ウォーカーをスライダー、5人目のビクトル・カラティニをスイーパー、6人目のヤイネル・ディアスをスイーパーと、全て空振り三振に抑える快投を披露。この日は、カラティニに対して投じた100.9マイル(約162.4キロ)のストレートが最速を記録した。
大谷が“復帰前”に最後に登板したのは、2023年8月23日に行われたダブルヘッダー第1戦のレッズ戦のことだった。「2番・投手」で先発出場した大谷は、打者としては第1打席で44号2ランホームランを放ったものの、投手としては2回に「腕の疲労」が原因で降板。1回1/3、26球、被安打0、奪三振2という内容でマウンドを後にし、打者としても3回の第2打席で代打を送られるなど、周囲を心配させた。
同年9月には右肘の手術を行い、復帰を目指すなかでドジャースへと加入し、最初のシーズンとなった2024年は打者に専念。その間も、投手として懸命なリハビリを続けてきた。迎えた今季、2025年5月25日に手術後初となるライブBPに登板。641日ぶりに実戦形式で投球すると、その後も順調な回復ぶりが見られたことで同6月16日、球団公式Xで「大谷翔平が明日夜のパドレス戦で先発する予定だ」と先発登板が発表されていた。
大谷は投手としてメジャーで6シーズン目を迎えたことになり、ここまで38勝19敗、611奪三振、170失点、防御率3.00の成績を残している。今後も実戦での“調整”を続けるなかで“完全復活”の日が待たれる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)