(5日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会 始球式) 明石トーカロ球場での開幕試合を前に始球式があり、ソフトテニスで…
(5日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会 始球式)
明石トーカロ球場での開幕試合を前に始球式があり、ソフトテニスで活躍する須磨学園高校3年の中谷ももこさんが登板した。
中谷さんは、ソフトテニス部に所属し、昨年行われた第19回ジュニアジャパンカップのU17女子シングルスで優勝をするなど、世代を代表する選手。公式戦用のユニホームと野球部から借りた帽子をかぶって始球式に臨んだ。
野球は未経験。2週間前からソフトテニス部の同級生らとキャッチボールをしてきた。同級生からは「大谷翔平みたいなボールを投げてこいよ」と背中を押された。
大きく振りかぶって投げた球は、ワンバウンドで捕手のミットへ。球場は大きな拍手に包まれた。
中谷さんは「球場が広くて、一人という感じがして緊張した。ワンバウンドになって、めっちゃ悔しい。(自己採点は)60点」と笑う。
選手たちに「ソフトテニスとは違い、野球はチームのみんなで戦う。仲間を信じてがんばってほしい」とエールを送った。自身も高校総体の個人・団体優勝をめざし、「気持ちが強い人が勝つと思う。心を燃やして私もがんばりたい」と話した。(原晟也)