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 7月5日、有明アリーナで「日本生命カップ2025(東京大会)」が開催され、男子日本代表(FIBAランキング21位)がオランダ代表(同54位)と対戦した。

 アジアカップに向けた試金石として注目を集めたこの一戦。日本はジェイコブス晶、テーブス海、西田優大、ジョシュ・ホーキンソン、吉井裕鷹がスターターを務めた。

 日本はジェイコブスのペイントアタックから得点をスタート。テーブスや西田らガード陣が各所へパスを配給していくと、“大黒柱”のホーキンソンも得意の3ポイントシュートを沈め、23-16の7点リードで最初の10分間を終えた。

 第2クォーターからはオランダも徐々に調子を上げ、日本はなかなか点差を離しきれず。そのなかでも、川島悠翔が攻防両面でリバウンドを確保していき、ジェイコブスや金近廉も強気な3点弾でスコアをけん引。ジャン・ローレンス・ハーパージュニアのラストショットは外れるも、42-36と日本が6点を先行して試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、オランダの3ポイント攻勢に苦しみ、一時は同点まで追いつかれた日本。吉井が足首を負傷するアクシデントにも見舞われるなか、川島がリバウンドやボールプッシュで気を吐く。競り合う場面ではジェイコブスがフリースローを着実に沈め、59-54とリードを保って最後のクォーターへ。

 勝負の第4クォーター、日本はシュートミスやファウルが続き、中盤には逆転を許す苦しい展開に。テーブスや川島らがアグレッシブなオフェンスを仕掛けるもスコアにはなかなかつながらず、残り2分を切って2ケタのビハインドを背負う。終わり際にはジェイコブスの3点弾などで点差を詰め、最終スコア70-78で日本の敗戦となった。

 オランダとの1戦目を黒星で終えた日本は、ホーキンソンが14得点11リバウンド3アシスト、ジェイコブスが15得点、吉井が10得点をマーク。司令塔のテーブスは7アシスト、ベンチ出場の川島が13リバウンドを挙げた。

 6日の第2戦は、15時にティップオフ予定となっている。

■試合結果

日本 70-78 オランダ

JPN|23|19|17|11|=70

NLD|16|20|18|24|=78

【動画】強気な3点弾でチームを鼓舞した金近!