【WRC】第7戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(デイ3/日本時間6月28日)【映像】突然のトラブルで立ち往生した様子 …
【WRC】第7戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(デイ3/日本時間6月28日)
ギリシャで開催されたWRC(世界ラリー選手権)の第7戦、今季開幕6連勝のトヨタだったが、ここにきて足並みが乱れてしまい、エース格のカッレ・ロバンペラも不可解なトラブルに見舞われてしまった。
今季徐々に調子を上げつつあったトヨタの天才ドライバー、カッレ・ロバンペラは競技2日目デイ2、タイヤにダメージを負ってしまい、7位と悔しい順位。気合を入れて望むデイ3は、3本のステージを各2回ずつ走行する合計6本のステージで構成されている。
しかしロバンペラは、午後最初のステージとなるSS11でマシンをスタックさせてしまう。上り勾配の右コーナーで、車体がコース左側へはみ出して動けなくなってしまったのだ。実況担当の柳下圭佑アナウンサーが「突然リアがスライドして、路肩にタイヤを落としてしまう」アクシデントと言及した場面、どうやらグリップの低い路面でリアタイアが滑ってしまった模様。
この様子は、WRC公式Xでも「現在、観客らがこのマシンをコースへ戻そうとしている」と、沿道で観戦していたギャラリー(通称“妖精さん”)に言及している。結局はダメージが大きかったために走行し続けることはできず、ロバンペラはデイリタイアとなったが、なんとかマシンをコース内へ押し戻してもらった場面に反響が寄せられた。
2021年、2023年と優勝してここギリシャを得意としていたロバンペラは、最終日デイ4もマシンを直して再出走を果たした。最終パワーステージでは意地を見せて2位を獲得したが、最終順位は27位に沈んだ。フィンランドの英雄は不運を払拭し、次戦エストニアに賭ける。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)