大谷は次回登板で何イニングを投げるのか(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平は、現地時間7月5日(日本時間…

大谷は次回登板で何イニングを投げるのか(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平は、現地時間7月5日(日本時間6日)のアストロズ戦で今季4度目の先発登板が予定されている。シーズン初対戦となるアストロズとの、カード2戦目に“二刀流”として出場する。ア・リーグ西地区首位を独走している強豪を相手に、投打でどのような結果を残すか関心は尽きない。

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 指名打者として常時出場しながら、事実上の“リハビリ登板”として中5日での先発を続ける大谷。3度目の登板となった前回のロイヤルズ戦では2イニングを投げるなど、マウンド毎に投球内容も変化を見せている。

 アストロズ戦でもピッチングは試合序盤までの、短いイニングとなることが予想される。しかし、「日本人スター」のマウンド姿は、ドジャースファンはもちろん、対戦相手のファンや関係者からも、大きな見どころとして熱視線が注がれることも間違いない。

 米メディア『The Sporting News』が現地時間7月4日、アストロズのトピックを担当するマット・サリバン記者による、大谷の4度目の先発登板についての特集記事を掲載。大谷が登板する5日のゲームで、アストロズは今季9勝をマークしているフラムバー・バルデスの先発が予定されていることで、サリバン氏は、「両者ともに万全の状態であれば、メジャー屈指の実力を持つ投手だ」などと綴っている。

 さらに、「オオタニは怪我からの復帰後、まだ長いイニングを投げる段階にはないものの、バルデスとの投げ合いは非常に注目される」として、両スターの競演に期待を高める。

 また、大谷のエンゼルス時代も振り返り、「オオタニはアストロズ相手に13試合に先発登板している。その間の防御率は4.01で、戦績は3勝6敗」と投手成績を紹介している他、「打者としてもオオタニはアストロズに苦戦している。通算83試合で打率.238、15本塁打という成績だ」と各スタッツを列挙。

 その上で、「オオタニがバルデスと同じイニング数を投げる可能性は低い(アクシデントがない限り)が、それでもこの投げ合いは週末のMLBで最も注目すべき対戦のひとつになるだろう」と論じている。

 サリバン記者は他にも、両球団が2017年のワールドシリーズで対戦し、アストロズが制するも後にサイン盗みが発覚となった因縁のカードであるとして、「この対戦自体が特別な意味を持つ」と強調する。好調チーム同士の今季初顔合わせは、大谷のパフォーマンスとともに、各試合の展開や勝敗の行方にも注目が集まる3連戦となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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