◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 2日目(4日)◇戸塚CC西C(神奈川)◇6766yd(パー72)◇晴れ(…

アマチュアの倉林紅は5位で週末へ

◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 2日目(4日)◇戸塚CC西C(神奈川)◇6766yd(パー72)◇晴れ(観衆4622人)

アマチュアの倉林紅が3バーディ、1ボギー「70」で回った。17位から首位と3打差の通算3アンダー5位に浮上。6月「サントリーレディス」(予選落ち)以来今季2試合目のレギュラーツアーだが好位置で週末を迎える。

大会前日に替えたドライバーがはまった

大会開幕前の水曜日、ドライバーを「ヨネックス EZONE FS」に替えた。元々はロースピンモデルを使っていたが、ドロップボールが出ていたためスピン量を増やすモデルにチェンジ。練習無しのぶっつけ本番で試合に臨んだ。「逆に、行くしかない! って強い気持ちで」と思い切りよく回れた。

「サントリー」での予選落ちから準備を積んできた。「調子は良くなかったけど、やっぱり悔しかった。ティショットが悪い中でも、ショートゲームとかでリカバリーはできると反省した。(2日間は)課題にしてきたところができている」と成長を実感する。

3回目のプロテストを控える

2カ月後には3度目のプロテストを控える。初受験だった2023年は2次で敗退、昨年は最終まで進んだが、合格ラインに5打届かなかった。米ツアーメンバーの馬場咲希、2週前「ニチレイレディス」でツアー初優勝を遂げた入谷響ら同世代の活躍に、焦りがないとはいえない。「負けてられないなって。自分にも優勝できる力はあるって、強く思えるきっかけになった」。穏やかな語り口の裏に闘志を燃やす。

4月には男子海外メジャー「マスターズ」の開催地オーガスタナショナルGC(ジョージア州)で行われた「オーガスタナショナル女子アマチュア」に出場した。「(プロテストに)落ちて良かったとは思わないけど、オーガスタを回ったり、海外の試合に出ることもできた。一年の頑張りをプラスに変えて、今年は(プロテストに)合格したい」。9月の2次試験から受験する予定だ。

二十歳になったばかり

6月29日に二十歳の誕生日を迎えたばかり。菅沼菜々堀琴音と回った「サントリー」では「トッププロとのレベルの違いやすごさを感じた。いいイメージを持って、楽しんで回れた」と話す。「あすからも自信を持って」。プロの舞台を成長の糧とする。(横浜市旭区/合田拓斗)