◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 2日目（4日）◇戸塚CC西C（神奈川）◇6766yd（パー72）◇晴れ（…
◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 2日目（4日）◇戸塚CC西C（神奈川）◇6766yd（パー72）◇晴れ（観衆4622人）
日本の梅雨はどこへ行ったのか。夏本番となる7月が幕を開けた今週、コースには強烈な日差しが照りつける。気象庁によると、この日横浜市では最高気温32.9℃を記録したそうな。ほとんど日陰のないコースでプレーする選手たちへの影響は計り知れない。24歳の高久みなみも暑さと苦闘した一人だ。
実は昨晩から熱中症らしい症状が出ていたという。「蒸し暑い。昨日終わってから頭が痛いのが抜けなくて、朝まで引きずっていた」。万全とは言い難い状態で、この日は最も気温の上がる午前11時36分にスタート。食欲はないのでゼリーで栄養を摂り、水筒には経口補水液を入れていた。「（固形物よりは）すぐに入るやつで」と懸命にコースを回った。
が、終わってみれば3バーディ、2ボギー「71」。6月「ヨネックスレディス」以来4試合ぶりの予選通過はおろか、通算2アンダーで17位スタートから首位と4打差6位に浮上した。「後半は辛かったですけどなんとか…。久々の予選通過でホッとしている部分もあります」と胸をなでおろした。
2021年のプロテストに合格後は、なかなかレギュラーツアーに定着できない時期が続いた。過去最高位はアマチュア時代の18年「樋口久子 三菱電機レディス」の8位で、プロ転向後はトップ10入りはない。QTランキング10位の資格で出場する今季は第1回リランキング17位で中盤戦の職場を確保。今週はシーズン出場16試合目で、7月初旬にして、自己の最多年間ツアー出場数（22、24年）に並んだ。
「1年目はゴルフをやってる気がしなかった。緊張というか、雰囲気とか人混みでフワフワしていた。去年くらいからようやく慣れて、成績も残せるようになって」と自分らしいプレーができるようになってきた。
週末へは「トップ10。狙える位置でいれば優勝を目指したい」と目標を立てる。暑さに打ち勝ち、試合にも勝てれば最高だ。（横浜市旭区／合田拓斗）
