イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が、6月29日に大分で初のサッカー教室『Mitoma Dream Camp 2025 supported by Google Pixel』を開催した。自身が生まれた地での初開催とあって、三笘も熱のこもった指導を見せた。
イベントには、全国から応募のあった小学4~6年生の中から抽選で選ばれた30人が参加。練習メニューは、三笘がスマートフォン「Google Pixel」のAI機能「Gemini」を活用して構築したもので、彼が出演するCMでも話題となった「ドリブル鬼ごっこ」も実際に実施された。鬼役を務めた三笘は、持ち前のスピードで子どもたちを次々と追い詰め、会場は笑顔と歓声に包まれた。
三笘は、自身の武器であるドリブル技術を惜しみなく伝授。軸足リードの持ち出しや、プレミアリーグでも見せるカットインなど、実戦的なスキルをメニューに落とし込んだ。子どもたちは真剣な眼差しでプレーに向き合い、三笘は「ナイス!いいね」など声をかけながら、細部にわたる動きまで丁寧にアドバイスした。
続くミニゲームでは、5対5で対戦。学んだばかりの技術をすぐに取り入れようと、積極的にドリブルを仕掛ける子どもたちの姿に、三笘も目を細めた。試合後には質問コーナーも実施。参加者にとって忘れられない時間となった。
練習メニューの構成にあたっては、「Google Pixel」のAI機能「Gemini」を活用。「自分には思い浮かばないアイデアもたくさん出てきて楽しかった。メニューが豊富で、1 人のアイデアでは限界があったので、力を加えてもらって、情報交換をしたイメージだった」と語るなど、テクノロジーとサッカーの新たな可能性にも手応えを感じていた。
神奈川・川崎で育った印象が強い三笘だが、実は生まれ故郷は大分。「(サッカー教室を)最初にやるのは、自分らしさも含めて生まれた地・大分がいいかなと思って」と語るように、思い出の地での開催は特別な意味を持った。最後は子どもたちに向けて、「日本のサッカーも強くなっている中で、子どもたちや育成世代の力が今の日本に必要なので、1日1日を大切に過ごしていってほしい」とエールを送り、未来の“代表戦士たち”に期待を込めた。
