大谷は今季もバットだけでなく足でも魅せている(C)Getty Images まさに驚くべき脚力だ。 現地時間7月2日(日…

大谷は今季もバットだけでなく足でも魅せている(C)Getty Images
まさに驚くべき脚力だ。
現地時間7月2日(日本時間3日)、ドジャースの大谷翔平は、本拠地ホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場し、5打数1安打1打点。チームが5-4で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めたこの試合では、内野ゴロの際に快足で併殺を阻止するなど、自慢の足でも存在感を発揮し、その卓越したスピードが対戦投手を驚かせている。
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2点を追う9回無死満塁の第5打席、二ゴロの間に三塁走者を生還させ、自身も快足で一塁に残った大谷。さらに、2番ムーキー・ベッツの犠飛で同点に追いつき、2死一塁となった3番ウィル・スミスの打席では、38試合ぶりとなる二盗に成功。そして4番フレディ・フリーマンが右前打を放つと、二塁から再び快足を飛ばし、サヨナラのホームを踏んだ。
偉才の驚異的な走力には、対戦投手も驚きを隠せない。MLB公式サイトでホワイトソックスを担当するスコット・マーキン記者によれば、9回に大谷らと対戦した相手3番手グラント・テイラーは、3日(同4日)の試合前に取材対応。前日のサヨナラ負けを振り返り、「残念ながら、あの男(大谷)が速かった」と話しているという。
中でも全力疾走で併殺を防いだ第5打席の二ゴロに関しては、「10回中10回、あれなら併殺にできると思ってしまうだろう」と悔しさをにじませながら称賛のコメント。「彼(大谷)は本当に信じられない選手で、1歩半も速く走り抜けてしまう」と続け、「本当に驚きだ」と自身の想像を超える“常識破りのスピード”に思わず感服していたようだ。
打撃、投球、そして走塁――。米球界で異彩を放つ大谷のマルチな才能は、今後も我々を驚かせ続けるに違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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