今回のtotoはJ1第23節の9試合と、J2第22節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析…
今回のtotoはJ1第23節の9試合と、J2第22節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■日本代表DFの「ラストゲーム」か
記事の前半では上位陣の今節の戦いを予想した。今節、首位浮上の可能性がある2位から4位までがそろって勝点を伸ばすと予想したが、首位の鹿島アントラーズはどうなるのか。
復権は、簡単にできるものではないだろう。鹿島はリーグ戦でここ3試合、勝星がない。
そして、今節対戦するのは川崎フロンターレ。言わずとしれた、近年のJリーグで力を誇示してきた強豪である。
だが、やはり潮目は変わりつつあるのかもしれない。この対戦では、鹿島が17勝10分28敗と負け越しているが、リーグ戦ここ3度の対戦では鹿島が連勝している。昨季は選手たちが奮闘して2勝を挙げ、今シーズン初の対戦では、昨季まで川崎を率いていた鬼木達監督が選手たちに自信を強めさせる白星をもたらした。
鹿島は今季、すでに3連敗を経験している。鹿島は常勝軍団と呼ばれてきたが、無敗軍団ではない。試合を重ねていけば、どうしても負けることはある。重要なのは、大事なところで結果を出すこと。今シーズン最長かつ2度目となる3戦未勝利に、終止符を打たねばならないことは、クラブ全体で強く意識しているはずだ。
また、めぐり合わせも鹿島に有利に働きそうだ。
鬼木監督が川崎の選手たちを熟知していることはもちろん、この試合が川崎にとって節目となる一戦であることが、鹿島にプラスに働くことが考えられる。
クラブはすでに、日本代表DF高井幸大が海外移籍する方向であることを明かしている。まだ正式発表はないが、今節が高井のラストゲームとなる可能性が高い。
選手が海外に羽ばたく例はもはや珍しくないものの、その最後の一戦を勝利で飾りたいと、本人以上に周囲が思うもの。その意識はプラスに働くこともあるが、堅さや空回りにつながる可能性もあるのだ。
こうした要素を考えると、出てくる答えは鹿島の勝利。まだ、首位を譲ることはないだろう。
■残留を大きく左右する「ダービー」
上位争いが熾烈な一方、残留争いも苛烈だ。今節は横浜F・マリノスと横浜FCの対戦が、さまざまな意味で注目を集める。
ダービーであるから当然だが、今回の激突はさらに激しいものになるはずだ。ともに降格圏に沈んでいる状態での対戦となるからだ。
どちらが勝利しても、横浜FCは降格圏から、横浜FMは最下位から脱出できない。だが、今後を考えれば、ともに残留を大きく左右する一戦となり得る。
クラブが積み上げたタイトルや勝利数などを考えれば、天秤は大きく横浜FMに傾く。だが現状、上位にいるのは横浜FCだ。そして今回も、勝利の女神は横浜FCにほほ笑みそうだ。
通算対戦成績では、横浜FMが勝ち越しているが、4勝2分3敗と1勝差に過ぎない。前回J1昇格を果たした2019年以降、横浜FCはダービーで必ず勝利や勝点を挙げている。そして過去、今回迎え撃つホームでは、横浜FMに負けたことがないのだ。
互いに下位に沈んでいるが、四方田修平監督が指揮を執り続ける横浜FCに対して、2度の監督交代があった横浜FMは苦しい立場に映る。ホームの利もあり、横浜FCが勝点3を手にすることだろう。
今回のtotoの購入締切は7月5日で、ネット決済による公式サイトでの販売は17時50分(コンビニ決済は16時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。