河村…

 河村勇輝がシカゴ・ブルズのメンバーとして「NBA 2K26 サマーリーグ」に参戦することが分かった。7月4日(現地時間3日、日付は以下同)にブルズがサマーリーグのロスターを発表しており、その中に河村の名前が入っている。背番号は37を着用する模様。

 昨シーズン、河村はメンフィス・グリズリーズの2ウェイ契約選手としてプレー。7月1日にフリーエージェント(FA)選手との交渉が解禁されており、河村は全チームから自由に交渉・契約が可能な状態となっていた。

 河村は昨シーズン、グリズリーズで22試合に出場し、平均1.6得点0.5リバウンド0.9アシストを記録。Gリーグのメンフィス・ハッスルでは31試合に出場し、平均12.7得点3.0リバウンド8.4アシスト1.2スティールをマーク。田臥勇太(宇都宮ブレックス)、渡邊雄太(千葉ジェッツ)、八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)に続いて日本人4人目のNBA選手となっただけでなく、NBAの舞台でも類稀なパスセンスを見せつけ、現地のファンからも絶大な人気を博した。

 また、河村の発表に先立ち、既に富永啓生(レバンガ北海道)がインディアナ・ペイサーズで、また馬場雄大(長崎ヴェルカ)がニューヨーク・ニックスの一員としてそれぞれサマーリーグに出場することが明らかになっている。

 参加チームが限られている「カリフォルニア・クラシック・サマーリーグ」や「ソルトレイクシティ・サマーリーグ」を経て、「NBA 2K26 サマーリーグ」は11日に開幕する。15日にはブルズ対ペイサーズの試合も予定されていることから、河村と富永の日本人対決に期待がかかる。

 ブルズのサマーリーグ出場メンバーの中には、昨シーズンにリーグ入りし2シーズン目を迎えるマタス・ブゼリスや、6月のNBAドラフトでブルズから指名を受けたフランス出身のノア・エセングらの名前が入っている。若手選手が中心となるサマーリーグの舞台で、河村をはじめとした日本人選手の活躍に注目したい。