【MLB】ドジャース 5-4 ホワイトソックス(7月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)                 …

【MLB】ドジャース 5-4 ホワイトソックス(7月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)                 

【映像】フリーマンの劇的サヨナラ打で大谷が激走…歓喜の瞬間

 ドジャースの大谷翔平投手がホワイトソックス戦に「1番・DH」でスタメン出場。球団のレジェンド左腕カーショーがメジャー史上20人目となる通算3000奪三振を達成したこの試合は、土壇場での逆転サヨナラ劇で幕を閉じた。

 9回までリードを許していたドジャースだが、最後に“役者”たちが揃った。2点ビハインドの9回裏、無死満塁の場面で大谷がセカンドゴロ。併殺崩れの間に三塁走者が生還し、まずは1点を返す。続く1死一、三塁の場面で打席に立ったのは、13打席連続ノーヒットと極度の不振に陥っていたベッツだった。

 それでも初球をフルスイングすると、打球はレフトへ。チームにとっても本人にとっても大きな同点の犠牲フライとなり、試合は振り出しに戻った。

 さらに2死一塁となったところで、大谷がまさかのスタート。5月20日(同21日)のダイヤモンドバックス戦以来、実に38試合ぶりとなる盗塁を成功させる。再びチャンスを広げた場面で、スミスが四球を選び、迎えたのはフリーマン。初球をライト前に運び、劇的なサヨナラ勝利が決まった。

 このフリーマンも、開幕直後の絶好調から一転、6月をキャリアワーストクラスの大不振で終えた一人であり、またカーショーの3000奪三振達成を自分のことのように大喜びしたベテランだ。中継の視聴者からは「MVPトリオの全員打点」「大谷ベッツフリーマンで3打点やん」「カーショーの3000K試合に勝てて良かった」など、歓喜と興奮の声が続出した。

 投げてはカーショーが偉業を達成し、走っては大谷、そして意地を見せたベッツとフリーマン。MVPトリオが、球団史に残る一日を“記録”だけでなく“記憶”に残る最高の勝利で締めくくった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)