「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/10月16~22日/ベルギー・アントワープ/室内ハードコート)で、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は10月19日、エルネスト・エスコビード(アメリカ)との2回戦を戦い、6-3、7-6(5)で…

「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/10月16~22日/ベルギー・アントワープ/室内ハードコート)で、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は10月19日、エルネスト・エスコビード(アメリカ)との2回戦を戦い、6-3、7-6(5)で順当に勝利を収めた。

「全米オープン」でベスト8に入るなど今シーズンでは目だった結果を残しているシュワルツマンは、今大会は第4シードで参戦しており、1回戦の対戦は組まれておらず、今試合が初戦だった。

他方で、エスコビードは現在21歳の若手で、ランキングは114位。キャリア最高位は67位と将来の活躍に期待したい選手だ。

シュワルツマンは第1セットを、ブレークで開始。ラブゲームで第1ゲームを取得すると、自身のサービスゲームとなる第2ゲームを、デュースにもつれ込むなど苦しみながらもキープして、2-0と絶好の滑り出しだった。

逆に第3ゲームでエスコビードに自身のサービスゲームをブレークされるも、第7、第9ゲームをブレークし返して、シュワルツマンが第1セットを取得。1ブレークを許した一方で、結局3ブレークを達成しており、実力の差が表れる格好となった。

第2セットに入るとシュワルツマンは、中盤に差し掛かってサービスに不安定さをミセス。自身のサービスゲームの第3、第5ゲームでブレークを許して、一時的に1ブレークのリードをエスコビードに許す形となった。第10ゲームでブレークをしてようやくシュワルツマンがスコアの均衡を取り戻し、タイブレークに持ち込んだ。

ただ、底力で勝るシュワルツマンが、結局、2度のミニブレークを経て、6-3の3マッチポイントを握った。すると、エスコビードも2回のマッチポイントをしのいだものの、対抗しきれずに、シュワルツマンが逃げ切って勝利を手にした。

シュワルツマンは次の3回戦では、明日に予定されているスティーブ・ダルシー(ベルギー)とダビド・フェレール(スペイン)の2回戦の勝者と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「上海ロレックス・マスターズ」でフォアハンドで打球するディエゴ・シュワルツマン

(Photo by Yifan Ding/Getty Images)