リンドーアの復調が待たれる(C)Getty Images メッツのフランシスコ・リンドーアについて、メキシコの野球専門メ…

リンドーアの復調が待たれる(C)Getty Images

 メッツのフランシスコ・リンドーアについて、メキシコの野球専門メディア『AlBat』が厳しい見方をしている。

 同メディアは「リンドーアは息切れか? メッツのスター選手は著しい不振に直面」と題した記事を掲載。シーズン半分を終えたが、打率2割5分台で20本塁打に届いていない。

【動画】復調待たれる!リンドーアが一発を放つシーン

 記事では「メッツでの過去30試合での成績は、ファンと球団の間で懸念材料となっている」と報じ、打率.212で本塁打こそ7本を放っているものの、出塁率は.269、OPSは.653と「抜け出せない泥沼にはまっているようだ。彼の実力に見合う数字ではない」と伝えた。

 「野球にスランプはつきものだが、リンドーアの不調の期間と打率の低さは問題視されている。長打率は.384と、かつて見せていたパワーは衰えてしまっている。ポストシーズン進出を目指すメッツなら、スター選手の復活は不可欠だ」と、メッツの首脳陣がどれだけ辛抱できるだろうかと見ているようだ。

 メッツのカルロス・メンドーサ監督もこの状況を把握しており、リンドーアが必ず立ち直ると信じているというが、同時にチームには結果が求められている。記事では「彼の天性の才能と経験がこの苦境を乗り越え、誰もが知る爆発的な選手に戻ることを期待している」と記した。

 リンドーアは2021年にメッツと2031年までの10年総額3億4100万ドル(約490億円)で契約延長し、昨季は152試合に出場して打率.273、33本塁打、91打点、107得点、29盗塁、OPS.844の成績を挙げ、大谷翔平とともにナ・リーグのMVP争いで渦中の人となった。そんな31歳のスタープレイヤーの復調が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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