当初はアウトの判定も藤川監督がリクエスト■阪神 1ー0 巨人(2日・甲子園) 阪神・森下翔太が衝撃のホーム生還を見せた。…

当初はアウトの判定も藤川監督がリクエスト

■阪神 1ー0 巨人(2日・甲子園)

 阪神・森下翔太が衝撃のホーム生還を見せた。0-0で迎えた巨人戦の8回、相手守備のミスをついて本塁へ突入。捕手のタッチを何度もかわし、先制のホームを踏んだ。

 投手戦で迎えた終盤8回にスーパープレーが生まれた。2死から森下が四球で出塁すると、佐藤輝明内野手の四球で二塁まで進んだ。その後、大山悠輔内野手が遊撃への内野安打を放つと、不規則なバウンドで捕球できず。守備がもたつく間に森下はホームへ突入した。

 カバーした吉川の送球はやや一塁へ逸れたが、甲斐がしっかり捕球。森下はまだホームまで到達できず、タイミングはアウトだった。しかし、甲斐のタッチを寸前でかわすと、続くタッチも左手を抜いて“神回避”。そのままホームへ右手を伸ばした。

 プロらしい紙一重の攻防。球審の判定はアウトとなり、甲子園は悲鳴が起きたが、すぐさま藤川球児監督がリクエスト。数分の中断を経て、セーフに判定が覆り、聖地は大歓声が包まれた。一方で判定に納得ができなかったのか、阿部慎之助監督がベンチを飛び出して抗議。その後、退場処分が下された。(Full-Count編集部)