ATP公式サイトは、5試合連続で敗けを喫していたジャック・ソック(アメリカ)が、過去に2度決勝まで勝ち進んだ「ストックホルム・オープン」18日の試合で勝利を収めた。と報じた。第3シードのソックはサービスポイントを78%の確率でものにし、唯一…

ATP公式サイトは、5試合連続で敗けを喫していたジャック・ソック(アメリカ)が、過去に2度決勝まで勝ち進んだ「ストックホルム・オープン」18日の試合で勝利を収めた。と報じた。

第3シードのソックはサービスポイントを78%の確率でものにし、唯一のブレークポイントをしのいで6-4、6-4でジェレミー・シャルディ(フランス)を下し、ATPツアー対戦成績を3-0とした。

ソックはこれでストックホルムにおける戦績を12勝4敗とし、今シーズン8度目となる準々決勝(以上)進出を果たした。アメリカの25歳ソックが次に対戦するファビオ・フォニーニ(イタリア)は、スウェーデンのナンバーワンで「ネクストジェネレーション・ATP」の21歳イライアス・イマー(スウェーデン)にマッチポイントを1度握られながら、ビッグマッチの経験を活かして6-4、3-6、7-6 (7) と接戦を制した。

イマーは、5-4で迎えた最終セットのサービスゲームで、勝利まであと2ポイントと迫った。その後、5-6となったゲームでは0-40から3度のマッチポイントをセーブし、タイブレークでは6-5といったんリードを奪っていた。

2017年のATPワールドツアーで7度目となる準々決勝(以上)進出を果たしたフォニーニは、今シーズン、「スイス・オープン」での優勝(決勝の相手はヤニック・ハンフマン(ドイツ))を含めて、35勝21敗としている。「サンクトペテルブルク・オープン」では準優勝を果たした(ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に敗北)。

イマーの弟で19歳のミカエル・イマー(スウェーデン)も、番狂わせまであと一歩の健闘を見せた。第3セットで1度ブレークして優位に立ったものの、ドイツのベテラン、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を退けることはできず、ズベレフが1-6、7-5、6-4で勝利して2回戦へと駒を進めた。第5シードのズベレフは、次はセルビアのビクトル・トロイツキ(セルビア)と対戦する。

第8シード、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)は、ラッキールーザー、ユルゲン・ゾップ(エストニア)を試合時間73分の6-4、6-2で下して、4度目となる(2004年、2013年、2014年)準々決勝進出を果たした。2月の「ドバイ・デューティーフリー選手権」で決勝まで勝ち進んみ、アンディ・マレー(イギリス)に敗れたベルダスコは、これで今シーズン25勝目を挙げた。次は、「Nitto ATPファイナル」出場権獲得を目指すの第2シード、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)と、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ出場を狙うチョン・ヒョン(韓国)との勝者と対戦する。

その他の試合では、予選勝者ジャージー・ヤノビッチ(ポーランド)が、ピエール ユーグ・エルベール(フランス)を6-2、3-6、6-3の87分で下し、次戦は第4シード、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)との対決に臨む。ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)は、3度のマッチポイントをしのいでマリウス・コピル(ルーマニア)を退け、次は「Nitto ATPファイナル」出場権獲得を狙う第1シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と相まみえる。ストルフは第3セットで4-5の30-40となったマッチポイントと、タイブレークの6-7と10-11というマッチポイントをセーブし、6-7 (2)、6-4、7-6 (12) で2時間11分の試合に決着をつけた。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ストックホルム・オープン」ベスト8進出を果たしたソック(「レーバー・カップ」出場時のもの)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images for Laver Cup)