■“長…
■“長身”中国に敗戦も手応え
6月28日、「FIBA女子アジアカップ2025」に向けた第4次強化合宿中の女子日本代表(FIBAランキング9位)のメディアデーが行われ、最年少の田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)が6月に行われた中国との強化試合を振り返りながら、アジアカップに向けた意気込みを語った。
6月上旬に行われた「三井不動産カップ2025(愛知大会)」では日本代表初招集ながら先発ポイントガードとしてチームをけん引し、大会MVPも受賞。その後、中国で行われた強化試合では2連敗を喫したものの、「課題はたくさん出たんですけど、自分の持ち味であるスピードだったり、シュート力は出せた」と手応えを感じたという。
中国の規格外の高さとはU18女子日本代表の頃から対峙している田中。当時は長身選手にパスを入れてシュートを決めるだけのシンプルなチームだったが、A代表となり「今回はガードも上手で、そこだけを守っていても負ける。その他の人の技術も違う」と差を実感している様子。そんな中国に応戦するため、速いバスケットを展開することを目指し「ポイントガードとしてボールプッシュする立場でもありますし、そこはすごい意識しています」と責任感を覗かせる。
高校時代にはシューティングガードとしてチームをけん引していたものの、コーリー・ゲインズヘッドコーチには「アジアで一番のガードになれる選手」と太鼓判を押されている。これには田中も「アジアで一番(の選手)になるなんて考えもしなかったけど、そう思ってもらえてるからにはその期待に応えたい」と力を込めた。ポジションが変わることのギャップに不安もあったようだが、「コーリーのバスケに出会ってからは、何でもしないといけない難しいポジションではあるけど、何でもしていいポジションでもあると言われてポイントガードへの概念が変わった」と語る。
■完全アウェーも大歓迎の強心臓「シーンとなる感じがすごい好き」
これまでにも、あまり緊張はしないと語っていた田中だが、有明アリーナで1万人以上の観客の前でプレーすることについて聞かれると「どっちにしろ、思いきってやるだけだと思っているので。緊張も多少はするんじゃないですかね」とコメントしつつ、同会場での前回大会の映像を確認し「ここでいいプレーできたら本当に楽しいんだろうなってわくわく感はあります」と楽しみにしていることを明かした。中国での試合も「途中から私たちの応援してるんじゃないかと錯覚するくらい」アウェーだったというが、そういった状況も「逆に好き。誰も私をみてない感じがすごいするので、そこで自分が活躍すると中国のベンチ側が黙って、シーンとなる感じがすごい好きです。アウェーが急にお葬式みたいになるのが好きです」と、強烈なメンタリティも披露している。
「どの試合でも全力を出すのが自分のモットー」と話し、アジアカップも一つの通過点だという田中。今後も「シュート力以外のパスだったりとか、アグレッシブにディフェンスをしたりという今までと違ったこともできることを見せつけたい」と、果敢にアピールしていく姿勢だ。
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