■アウェイ最多勝点の仙台とホーム得意の磐田が激突【J2リーグ第21節 6月28日 19時33分キックオフ 磐田 0ー1 …

■アウェイ最多勝点の仙台とホーム得意の磐田が激突

【J2リーグ第21節 6月28日 19時33分キックオフ 磐田 0ー1 仙台 ヤマハスタジアム】

 混戦模様に拍車がかかっている。 

 J2リーグ第21節が6月28日に一斉開催され、4位のベガルタ仙台は6位のジュビロ磐田とのアウェイゲームに臨んだ。

 仙台は勝点37で、磐田は勝点35である。結果次第で順位が入れ替わるのはもちろんだが、目前の一戦に勝つことで自分たちは勝点をつかみ、ライバルに勝点を与えないことになる。どちらにとっても負けられない上位対決だ。

 仙台はアウェイでリーグ最多の勝点を稼いでいる。一方の磐田は、ホームでリーグ3位の勝点をゲットしている。さらに言えば、どちらも先制した試合は負けなしだ。自分たちの得意なシチュエーションで、先行できるかどうかがこの試合のポイントである。

 仙台の森山佳郎監督は、DF奥山政幸を右SBに指名した。リーグ2位のアシストを記録しているDF真瀬拓海ではなく奥山を起用したのは、磐田の左ウイングに入るFW倍井謙を意識したものだっただろう。右のジョルディ・クルークスと左の倍井を抑えることは、磐田対策の最重要事項だからだ。

 さらにはダブルボランチの組合せを、松井蓮之と武田英寿の組合せにした。森山監督はボランチでもっともプレータイムの長い鎌田大夢をベンチスタートとし、松井をスタメンで起用した。松井も鎌田もボールを動かすことに長けるが、デュエルでより力を発揮するのは鎌田よりサイズのある松井だ。磐田がここ8戦無敗ということも含めて、森山監督はいつも以上にソリッドな守備を構築しようとしたのだろう。

■仙台は磐田相手に撃ち合いを望まず

 前半の仙台は、自陣での攻防を強いられる。警戒する倍井に右サイドをえぐられることはなかったものの、左SBの松原后をフリーにする場面があった。18分、ペナルティエリア内で右SB奥山と右CB井上詩音の間に立つ松原を、まったくのフリーにしてしまう。ハーフスペースに立つ松原をCBがつかまえるのか、右SBが絞って対応するのか、ボランチが戻るのかが、整理されていなかった。シュートに持ち込まれることはなかったものの、危険なシーンを作られてしまった。

 23分には左サイドを崩される。磐田の右SB為田大貴がトップ下の佐藤凌我へ縦パスを入れると、仙台は左CB菅田真啓が佐藤についていく。左SB石尾陸登は、右ウイングのジョルディ・クルークスとの間合いを詰めている。菅田と石尾の背後のスペースが大きく空いてしまい、ボランチの金子大毅にこのスペースへ侵入されたのである。金子の飛び出しに対して、オフサイドを取ろうとする選手と、金子についていこうとする選手が出てしまい、クロスを入れられてしまったのだった。失点とはならなかったものの、守備の対応に課題を残す場面が続いた。

 それでも、仙台は前半を無失点で終える。攻撃の形をなかなか作れなかったが、そもそも撃ち合いは望んでいない。前半をスコアレスで折り返すのは、悪くなかったと言える。左サイドでは石尾が、クルークスに決定的な仕事をさせなかった。

 あとは、どうやって磐田のゴールをこじ開けるのか、である。

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