【WRC】第7戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(デイ2/日本時間6月27日)【映像】車が“ズタボロ”…発端となったトラ…
【WRC】第7戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(デイ2/日本時間6月27日)
今回、WRC(世界ラリー選手権)の第7戦が開催されたのは、長い歴史と伝統を誇るギリシャ。ここは路面上に岩や石が多く「カーブレイカー(クルマをよく壊す)ラリー」として知られているが、ディフェンディング王者もこの荒れた路面に大いに苦しめられている。
昨年のドライバーズチャンピオンで、ここギリシャでも勝利を収めたヒョンデのエース、ティエリー・ヌービルは、強い覚悟とともにここへ乗り込んできた。というのも、今季はトヨタが絶好調で、開幕戦からここまで6連勝中とヒョンデを寄せ付けない圧倒的な強さを発揮してきたからだ。
しかしこのギリシャは、シーズンのなかでも特に厳しい路面を特徴とするラフグラベル(未舗装路)ラリーであり、車体だけでなくタイヤにとっても過酷な大会となる。そのうえ競技2日目デイ2は朝から気温が高く、ドライバーにとってもハードなコンディションとなった。
すると、このギリシャのグラベル過酷な環境の影響を受けてマシンに大きなダメージを追ってしまったのがヌービルだった。まずはSS4、何かを踏んでしまったのか左フロントタイヤがパンクしてしまい、タイヤはズタボロ、周囲のフェンダー部分まで破壊してしまう。
さらにヌービルは、次のSS5でもパンクに見舞われてしまい、タイヤ交換作業でタイムロスしたのはいうまでもない。まさかの2回連続パンクに対して、さすがにチャンピオンドライバーも苛立ちを隠せなかった。走行後のインタビューに対し、激しい口調で「貴方も見ただろ!」と怒りのコメントを残している。
WRC公式Xでも、ヌービルが激怒する動画を紹介。これに対しファンからは、「見ていて辛い」「結局、何にあたったの?」「大人になりなさい」「あまりにも質問が馬鹿げていてジャーナリストにがっかり」「正直に言って彼を責めることはできない」など、ヌービルを擁護するようなリプライが集まった。
しかしこれ以降、悪夢のような路面はトヨタのドライバーにも牙を剥き、日本人ドライバーの勝田や若手のパヤリ、そして天才ロバンペラまでもがアクシデントに遭い、順位を後退させた。デイ3終了時点で5位のヌービルは、最終日の29日を終え、順位変わらず総合5位でフィニッシュした。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)