2017年夏の島根大会以来の「夏1勝」を目指す松江高専。「今年こそは」とチームの士気が上がっている。その原動力は「未経…

 2017年夏の島根大会以来の「夏1勝」を目指す松江高専。「今年こそは」とチームの士気が上がっている。その原動力は「未経験者の成長」だ。

 昨春、1年生9人が入部した。そのうち3人は野球の未経験者。中学時代にテニス部だった森田蒼真さん(2年)と土江朔人さん(同)、バスケットボール部だった勝手海斗さん(同)だ。

 森田さんは、中学卒業後の春休み、友人に誘われ甲子園で選抜高校野球を観戦。「生」の野球の試合を見るのは初めてで、釘づけとなった。「最後までどっちが勝つか分からない。おもしろかった」

 正しいボールの握り方も知らなかったが、中西大輔監督が入部体験会の時に「いちから教えてくれた」。「骨折してしまいそう」と怖かったスライディングは3カ月ほどかけて習得。「今では流れるように滑り込めます」と得意げだ。

 タッチしないと走者をアウトにできない時もあれば、タッチなしでアウトにできる場合もある「謎」も解けた。「今までの人生の中で一番はまっています」

 3人は公式戦の出場経験はまだないが、中西監督は成長を期待している。土江さんは「セカンドを守りたい」。勝手さんは「公式戦で活躍できるようになりたい」と意気込む。

 福田航輝主将(3年)は言う。「3人ともめきめきと上達している。できない事ができるようになったのを見ると、みんなうれしい。相乗効果でチームのやる気も引き上がっています」(堀田浩一)