サマースプリントシリーズの一戦として真夏の小倉競馬場で行われる電撃の6ハロン戦、北九州記念。平坦小回りコースでテンか…
サマースプリントシリーズの一戦として真夏の小倉競馬場で行われる電撃の6ハロン戦、北九州記念。平坦小回りコースでテンから速い流れになりやすく、スピード自慢のスプリンターたちが激しい攻防を繰り広げるハンデ重賞だ。一昨年まではCBC賞としてこの時期に中京や小倉で行われていた位置付けなので、6月、7月に行われた小倉・中京でのCBC賞と北九州記念の過去10回分を分析したい。
1.充実期を迎える5歳馬が中心的存在
過去10回のデータを分析すると、5歳馬が[6-4-4-34]で勝率12.5%、複勝率29.2%と優秀で、単勝回収率、複勝回収率も100%を超えている。斤量面で有利な3歳馬も[2-1-1-13]で勝率11.8%、複勝率23.5%と率としては悪くなく、人気とのバランスをとりながら狙いたい。
2.前走2番人気以内が狙い目
前走の人気を見ると非常に興味深いデータが出てくる。前走1番人気は[3-1-2-10]で勝率18.8%、複勝率37.5%、前走2番人気は[2-1-0-9]で勝率16.7%、複勝率25.0%。ともに単勝回収率が100%を超えていて、特に前走1番人気は単勝回収率166%、複勝回収率110%と非常に優秀だ。
3.前走好走組が順当に結果を残す傾向
前走の着順別成績では、前走1着馬が[6-1-1-15]で複勝率34.8%と、非常に高い好走率を誇っている。単勝回収率も147%と妙味十分。勢いをそのまま持ち込むケースが多く、信頼性は高い。また、クラスで見ても前走3勝クラスが[2-3-0-12]、2勝クラスも[1-0-1-1]と好走しているので、条件戦から勢い良く進んできた馬も評価したい。
ヤマニンアルリフラは、2勝クラス、3勝クラスと連勝してここへ臨む。前走の淀Sは2番人気での勝利で、先述の狙い目分析の2と3に当てはまる。昇級初戦だけにハンデも楽そうで、ここは3連勝での重賞初制覇を期待したい。
バースクライは前走がオープンのカーバンクルSで1番人気2着。データで強い傾向にある5歳馬で、前走1番人気と好走条件に当てはまる。人気もあまりなさそうで、ここが狙い目だろう。