イタリア・ローマで開催されている 「BNL イタリア国際」(WTAプレミア5/5月9~15日/賞金総額239万9000ユーロ/クレーコート)。 月曜日に行われた1回戦で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)はシングルスでは勝ったものの、妹…
イタリア・ローマで開催されている 「BNL イタリア国際」(WTAプレミア5/5月9~15日/賞金総額239万9000ユーロ/クレーコート)。
月曜日に行われた1回戦で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)はシングルスでは勝ったものの、妹セレナとのダブルスは敗れた。
ビーナスはココ・バンダウェイ(アメリカ)とのシングルス1回戦は6-4 6-3で勝利したたが、セレナとのダブルスはアンドレア・クレパーチとカタリナ・スレボトニク(ともにスロベニア)のペアに1-6 5-7で敗れた。
ウイリアムズ姉妹のダブルス出場は、2014年の全米オープン以来。姉妹はリオデジャネイロ五輪の準備の一環として、ダブルスに出場していた。
「私たちは同時にベストのプレーが出せなかった」とビーナス。「こういうことはいつものことではない。いつもなら二人のどちらかがいいプレーができて、それで助け合える。二人のプレーがいいのが、いつもの私たちの形」とビーナスは続けた。
そのほかの1回戦では、サラ・エラーニ(イタリア)が体調面での不安からヘザー・ワトソン(イギリス)に4-6 6-3 0-6で敗退。ルーシー・サファロバ(チェコ)はフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)を6-3 6-2で下している。
1日に2試合は、関節の痛みや体力の消耗が起きるシェーングレン症候群と闘病中のビーナスにとっては、難しいことでありえた。
「もう長いこと、こういうことはしてこなかった。でも、こういうこともありうることで、たとえ疲れていたとしても無視していかないといけない。自分としてはOKよ」とビーナス。「きっと2週間の全仏オープンでも問題になるでしょうね。きっとすごい問題になるわ」 。
ビーナスが今大会で優勝したのは1999年大会でのこと。今大会には12度出場している。
「クレーコートでは少し自分に有利だというイメージがある。もっとクレーコートでプレーしてくればよかったわね。とても助けになったわ」 とバンダウェイとの初戦を終えた35歳のビーナスは話している。 今大会では3度優勝しているセレナの1回戦はBYE(免除)。初戦の相手は51位のアンナ レナ・フリードサム(ドイツ)となった。(C)AP