ドジャースの獲得候補に浮上したフェアバンクス。トレード期限までに動きはあるか(C)Getty Images ドジャースは…

ドジャースの獲得候補に浮上したフェアバンクス。トレード期限までに動きはあるか(C)Getty Images

 ドジャースは現地時間6月29日(日本時間30日)、敵地でのパドレス戦に5-1で勝利した。大谷翔平は4打数無安打で2試合連続無安打の成績だった。チームはビジター6連戦を5勝1敗で終え、2位のパドレスとのゲーム差は今季最大の「7」に広がった。

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 チームは順調に勝ち星を積み重ねているが、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、米メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者の報道に触れ、7月末のトレード期限について分析している。

 記事では「マイケル・コンフォートが苦戦しているため、ドジャースはもう一人の外野手を求めている。先発投手も必要で、まさにアルカンタラこそが彼らが求めている選手。常にブルペンの補強も模索しており、レイズのクローザー、ピート・フェアバンクスのような終盤のリリーフ投手も欲しいと思っている」と、補強ポイントに合致した選手に目を向けた。

 特に投手補強は重要で、先発では、マーリンズの29歳サンディ・アルカンタラが獲得候補だ。2022年に14勝を挙げてサイ・ヤング賞を獲得した右腕について「かつて野球界屈指の投手と評された当時の姿を取り戻しつつある」と記している。

 レイズの31歳フェアバンクスについては「右投げのクローザーである彼は、レイズで今シーズン素晴らしい活躍を見せており、防御率2.03、15セーブを記録している。タンパベイはヤンキースとア・リーグ東地区の優勝争いに加わっている」と、通算78セーブの豪腕クローザーを紹介している。

 「レイズがチーム屈指のリリーフ投手であるフェアバンクスのトレードを検討するかどうかはまだわからない。同時​​に、フェアバンクスはシーズン終了後にFAとなるため、将来の資産獲得のために彼をトレードすることは、タンパベイのフランチャイズ哲学に非常に合致するだろう」と見ている。

 果たして、ドジャースの投手補強はどんな展開を見せるか。トレード期限が近づくにつれ注目度はさらに高まっていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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