◇米国女子◇ダウ選手権 最終日(29日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287yd(パー70)同組のレキシー・トン…
◇米国女子◇ダウ選手権 最終日(29日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287yd(パー70)
同組のレキシー・トンプソン&メーガン・カンのペアが3番(パー5)から4連続バーディと勢いに乗る一方、山下美夢有と竹田麗央のチーム「山田」はもどかしい展開が続いていた。3打差7位スタートの好位置から伸ばしあぐね、徐々に後退。流れを変えるために動いた。
ペアのそれぞれがプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボール方式。2日目もプレーしたフォーマットで、一貫して竹田が先にティショットを打つ作戦だったが、7番(パー3)でその順番をスイッチした。竹田は「ずっとパーで、リズムが良くなかった。キャディさんのひと言で変えてみました」と明かす。
竹田の1打目はグリーン右へ。クリーク(小川)に近く、スタンスも取りにくいラフから打ち上げるアプローチを寄せるのは至難の業だったが、ここからダブルス戦ならではのチームプレーにシフトした。チャンスにつけていた山下のラインを2人一緒に読んだシーンは、ここまで見られなかったもの。しっかり決めきった先輩にペコリと頭を下げてからグータッチした竹田は「私も続きたかったんですけど、きょうは足を引っ張ってしまって。ホントに『すみません…』って感じでした」と苦笑いで振り返る。力を合わせて決めたバーディもチャージの呼び水とはならず、「67」にとどまって通算13アンダー18位で終えた。
それでも山下は「悔しい結果にはなりましたけど、麗央ちゃんと4日間プレーできてすごく楽しかった。いい思い出になりました」と充実感をにじませる。昨季日本ツアーで最後まで年間女王を争った2人は試合で同組を回る機会も多かったが、タイトルを争うライバル同士で勝負の合間に会話を交わす機会は限定的。チームとして戦った4日間で関係を深め、新たな発見もあった。
竹田が「こんなにしゃべったのも初めて。すごく気の合うことも多かったです」と話したように、日本ツアーを転戦していた時にお気に入りだった焼き肉店が一緒だったことを知ったのも今週に入ってから。プライベートなトークに花を咲かせつつ、「ショートゲームがすごく勉強にもなりました」とゴルフ面で得られた恩恵も、もちろん大きい。
今度は7月10日開幕のメジャー「エビアン選手権」(フランス・エビアンリゾートGC)を皮切りに欧州での3試合。5月末のメキシコ開催「リビエラマヤオープン」から6連戦だった竹田は、楽しい時間を終えてすぐに気持ちを切り替える。「やっぱり、最後はパッティング。エビアンに向けて取り組んでいきたい」とオープンウィークのテーマを掲げた。(ミシガン州ミッドランド/亀山泰宏)