◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 最終日(28日)◇西那須野CC(栃木)◇6956…
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 最終日(28日)◇西那須野CC(栃木)◇6956yd(パー71)◇晴れ(観衆2026人)
池に面した薄いラフからのアプローチは、カップの左をわずかに逸れた。決めれば単独首位でホールアウトできた場面。「左からの風かと思ったら右で。左に行ってしまった」。小さな読み違いに悔いが残る。待望のツアー初勝利をつかみ損ねた大岩龍一は、8Iを手に天を仰いだ。
スタート時に5打差あった首位の背中は、6バーディをかっさらったフロントナインで突然見えた。折り返しの9番で10mのパットが決まり、2打差でターン。「後半に4つくらいもぐれれば(アンダーパーを重ねれば)、チャンスはあるかなと思った」。12番で並び、ティショットをピンそば1.5mにつけた14番(パー3)で9つ目のバーディ。通算22アンダーとして単独トップに立った。
迎えた最終盤、もっと伸ばす必要があると思ったのは、3つ後ろの組を回った生源寺龍憲の強さを知っているからこそ。「相手は“ゲンジ”。彼は16番から落とすような選手ではない。だから(18番の3打目は)必ず入れなきゃいけないと思って打ちました」。上がり4ホールはパーで、後半は3つ伸ばすにとどまり予測は的中。最後に逆転され、プレーオフにも持ち込めなかった。
「62」をマークして勝てなかったにもかかわらず、「きのうまでの僕のスコアが悪かったので仕方ない」と敗戦を受け止める。「むしろ2位になれたのがラッキーだと思う」。背中痛、腰痛を発端にした不振から、ゴルフと距離を置いた2週間を経て今大会を迎えていた。「ここまでやれると思っていなくて、確実にステップアップしていると思えた。夏以降、優勝できるよう準備したい」。シードに復帰して2年目のシーズン。待望の瞬間が待ち遠しい。(栃木県那須塩原市/桂川洋一)