「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/10月16~22日/ベルギー・アントワープ/室内ハードコート)のダブルスで、マクラクラン勉(日本)とアンドレス・モルテーニ(アルゼンチン)が10月18日、アンドレ・ベゲマン(ドイツ)/ユーゴ・ニス(…

「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/10月16~22日/ベルギー・アントワープ/室内ハードコート)のダブルスで、マクラクラン勉(日本)とアンドレス・モルテーニ(アルゼンチン)が10月18日、アンドレ・ベゲマン(ドイツ)/ユーゴ・ニス(フランス)のペアと1回戦で対戦し、6(5)-7、7-5、10-8で辛くも勝利を掴みとった。試合時間は1時間39分だった。

マクラクラン勉は、今月はじめに行われた「楽天ジャパンオープン」で内山靖崇(北日本物産)と組んで、日本人選手同士のペアとしては12年ぶりとなるダブルスでの、トーナメント優勝を飾るなど勢いに乗っている。

ゲームでも序盤から、主導権を握る。マクラクランのペアが第1ゲームをいきなりブレーク。そのまま勢いを増して2ブレークアップとしたが、ベゲマン/ニスも粘りを見せる。マクラクラン/モルテーニのペアが5-2でリードしていたものの、その後追いつかれ、タイブレークでセットを落とす格好となった。

続く第2セットでは、逆にマクラクラン/モルテーニがなんとか盛り返して死守。セットカウント1-1のイーブンに戻した。

スーパータイブレークにはいると、ベゲマン/ニスがリードして展開し5-0と一時、一方的に先行。10ポイントのプレーを終えて7-3と大きく差が開いた。さらにポイントが進むと、8-8と両者譲らない展開に、いよいよ大詰めを迎えた。

最後には、マクラクラン/モルテーニが連続ポイントを取得し、勝利を決めた。あわや敗北かという場面もあったものの、なんとか踏みとどまり、トーナメントの次戦に駒を進めた格好だ。

マクラクラン/モルテーニは2回戦で、第2シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/マルセル・グラノイェルス(スペイン)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」でスマッシュを放つマクラクラン

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)