7月12日に開幕する第107回全国高校野球選手権徳島大会の組み合わせ抽選会が27日、徳島県鳴門市撫養町のアミノバリュー…
7月12日に開幕する第107回全国高校野球選手権徳島大会の組み合わせ抽選会が27日、徳島県鳴門市撫養町のアミノバリューホールであり、出場予定の28校の対戦カードが決まった。池田―徳島科技の開幕試合で熱戦が始まる。
はじめに、県高校野球連盟の多田巧会長が「いよいよ抽選会。多くのファンが注目している。試合当日まで一日一日を大切にし、ベストパフォーマンスが出せるよう、各チームで仕上げてほしい」とあいさつした。
組み合わせ抽選では、昨秋の県大会以降の成績をもとにシードが決まっていた鳴門渦潮、鳴門、徳島商、生光学園の4校がA~Dの各ゾーンに割り振られた。その後、残る24校の主将が予備抽選の順番にくじを引いた。
2連覇をめざす鳴門渦潮は初戦で池田と徳島科技の勝者と戦う。鳴門渦潮の長嶋颯斗主将は「昨秋や今春の県大会なども接戦続きで、(他のチームと)圧倒的な差をつけたわけではない。常にチャレンジャーの気持ちで戦っていきたい」と語った。
今春の県大会を制し、四国大会で4強入りした徳島商は初戦で穴吹―城東の勝者と対戦する。
昨年に続き、今大会も徳島市のむつみスタジアムで全試合を行う。
開会式は、7月12日午前9時半から同スタジアムであり、その日は正午から開幕試合の1試合のみ行う。日程が順調に進めば、27日が準決勝、決勝は29日になる。(鈴木史)
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開会式での選手宣誓は希望した16校の主将がくじを引き、徳島商の岡本歩樹(いぶき)主将が引き当て、2年連続で同校の主将が務めることになった。
岡本主将は「当たると思っていなかったので、びっくりした。文言はこれからチームメートや先生と相談して作る」と語った。大会に向けては「守備面でレベルを上げ、気持ちの準備もできてきた。一戦必勝で泥臭く戦っていきたい」と笑顔で話した。(鈴木史)
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7月12日に開幕する第107回全国高校野球選手権徳島大会(徳島県高校野球連盟、朝日新聞社主催)のパンフレットが完成した。大会は徳島市のむつみスタジアムで開催し、決勝は順調にいけば29日を予定している。
表紙は、昨夏の大会を劇的な逆転サヨナラ勝ちで制した鳴門渦潮の選手たちの喜ぶ姿の写真を掲載している。
中面は県高野連に加盟している30校の学校概要と部員一覧、今年のスローガン、主将・マネジャーらのチーム紹介も載せている。
また、昨夏の大会の振り返りや昨秋以降の新チームの歩み、過去の徳島大会の決勝記録、県勢の全国大会成績など代表校の歴史も収録している。
甲子園大会まで全試合を無料ライブ配信する「バーチャル高校野球」も案内している。
B5判40ページ。税込み400円。7月から朝日新聞販売所(ASA)のほか、県内の主要書店(平惣、宮脇、小山助学館、附家)とファミリーマートの一部店舗で販売する。
問い合わせは四国朝日会(087・816・5569)へ。(杉山匡史)