打席内で精彩を欠くイ・ジョンフ。(C)Getty Images 確かな決意をもって挑んだメジャー2年目も“危機感”に包ま…

打席内で精彩を欠くイ・ジョンフ。(C)Getty Images

 確かな決意をもって挑んだメジャー2年目も“危機感”に包まれている。MLBのジャイアンツに所属するイ・ジョンフのそれだ。

 23年オフに6年1億1300万ドル(約169億5000万円)というアジア人野手最高額でジャイアンツに移籍した26歳は、1年目となった昨季を5月に左肩関節唇損傷の修復手術を執行した影響で棒に振った。

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 完全復活を印象付けるべく挑んだ今季は「僕の心がここまで燃えることはなかった」と忸怩たる思いを持って挑んだ。そして、公言通りにロケットスタートを切った。開幕から1か月での打率は.319、3本塁打、長打率.526、OPS.901とハイアベレージを叩き出し、「韓国のイチロー」と評されたポテンシャルを見せつけた。

 しかし――徐々にイ・ジョンフの成績は低迷。ベンチを温める日も少なくなく、打撃成績も打率.252、OPS.734とトーンダウンしている感は否めない。

 今がまさに正念場、アジア球界を代表する巧打者としての真価を問われているイ・ジョンフだが、逆風も強まっている。米野球専門サイト『Around The Foghorn』は、打ち出の小槌のように打ちまくった開幕当初のパフォーマンスを「上昇気流に乗るスター選手のように見えた」と回想。その上で「まるでどうしようもない」と現状を一刀両断した。

 さらに「シーズン序盤はMVP候補にも見えた。あのイ・ジョンフが見せた最初の3週間は単なる幻だったのだろうか?」と問いかける同サイトは、「大きな問題は、イ・ジョンフがボールを強く打てていないことにある」と韓国の至宝が抱える課題を説いている。

「彼の平均打球速度は87.9マイル(約141.4キロ)で、平均のバレル率は3.9%。さらにハードヒット率は31.5%で、バットスピードはさらに低い。いずれもMLB平均に及んでおらず、強烈なコンタクトの頻度が減っているのは明らかだ」

 母国内でも「スランプの底がどこなのか分からないというのが、さらに恐ろしい」(韓国メディア『OSEN』)と指摘されるイ・ジョンフ。直近7試合で打率.091、長打率.182にまで落ち込む26歳の見通しは暗いままだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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