◇2025 トヨタ ジュニアワールドカップ Supported by Japan Airlines 最終日(27日)◇…

男子団体戦を制した(左から)長崎煌心、長崎大星、松山茉生

◇2025 トヨタ ジュニアワールドカップ Supported by Japan Airlines 最終日(27日)◇中京GC石野コース(愛知)◇男子6843yd(パー71)/女子6130yd(パー72)

男子12カ国、女子9カ国が出場するジュニアの国別対抗戦の最終日。4日間72ホールの戦いを終え、日本勢は男子(団体・個人)と女子(個人)の3部門を制覇した。女子団体は最終日に逆転を許して2位となった。

男子個人戦は、4日間通算19アンダーで並んだ長崎大星(勇志国際高1年)とトマス・レストレポ(コロンビア)の2人が栄冠を分け合った。大星の2歳上の兄・長崎煌心(日章学園高3年)が通算11アンダーの6位タイ、昨年覇者の松山茉生(福井工大附属福井高2年)は通算9アンダーの9位だった。

各日、チーム内の上位2人のスコアが採用される団体戦では、日本男子は通算32アンダーで、2位のアメリカに2打差をつけて、2年ぶり6度目の勝利を飾った。

昨年の「日本ジュニア」(12~14歳の部)、今年は「全国中学校選手権春季大会」を制した長崎大星は、最終18番をバーディで締めて首位に並んだ。「17番くらいからずっと緊張していて頭が回らなくなったけど、しっかりコースメモ通りに攻めることができました。個人・団体優勝できてすごくうれしい」と喜んだ。

女子団体戦を制した(左から)長澤愛羅、新地真美夏、岩永杏奈

女子個人戦は、通算13アンダーで新地真美夏(共立女子第2高3年)が昨年2位の雪辱を果たして初制覇。岩永杏奈(大阪桐蔭高2年)が通算8アンダーで4位、長澤愛羅(ルネサンス高3年)は通算3アンダー10位タイとした。

また、日本女子の団体は3日目を終えて1打差首位に立っていたが、最終日はスコアを2つ伸ばすにとどまり、タイに逆転を許して1打差の2位に終わった。

初日「64」で飛び出した新地だが、後半2日間は連日「71」と伸ばしきれず「一緒に回ったタイの選手とかを見ていると、すごくピンを狙ってくるし、勝ちに来ている強い意志を感じた」と、その差を実感。個人戦は制したものの、団体で優勝を逃し、うれしさ半分といった様子で振り返った。