第107回全国高校野球選手権岩手大会(朝日新聞社、岩手県高野連主催)の抽選会が26日にあり、参加52チームの組み合わせ…

 第107回全国高校野球選手権岩手大会(朝日新聞社、岩手県高野連主催)の抽選会が26日にあり、参加52チームの組み合わせが決まった。

 今春の選抜大会8強で、3連覇を狙う花巻東は18年ぶりノーシードでの参戦。初戦は盛岡中央と対戦することが決まった。昨秋の県大会を制した一関学院は岩手―黒沢尻工の勝者と、昨夏の岩手大会準優勝の盛岡大付は花北青雲―盛岡四の勝者との顔合わせになった。

 大会は7月9日に開幕し、順調に進めば同24日に決勝が行われる。

■岩手大会の展望(前年優勝校 花巻東 前年参加チーム数55)

 選抜大会8強の花巻東が春の県大会初戦で敗退。同大会は接戦が多く、にわかに混戦模様を呈してきた。

 3連覇をめざす花巻東は18年ぶりのノーシードだが、選手層が厚い。古城大翔、新田光志朗、赤間史弥らの打球は鋭く、選抜で好投した金野快ら投手陣も充実する。

 春優勝の盛岡大付は準々決勝以降をすべて逆転で制すなど、しぶとさが光る。昨夏の決勝を完投した若林真大が残り、雨田優海斗も力を付けた。準優勝の久慈は4番で捕手の和野虎牙を中心にまとまりがあり、公立31年ぶりの夏を狙う。

 一関学院や専大北上も上位の存在で、盛岡誠桜などもしのぎを削る。(長野剛)